銀座の鮨の頂に君臨する『銀座 久兵衛』
銀座の寿司店の頂点といえば、間違いなく『銀座 久兵衛』があげられるだろう。創業80年を超える老舗だが、常に満席続きの繁盛店だ。
銀座8丁目の本館と別館を含め、フロアは8つあり、1日に300人が来店するという。
しかし3代目の今田景久氏は「敷居を高く思わずに、まず1度は気軽にご来店頂きたい」と語る。
その証拠に、周年記念としてランチを2,000円引きで提供しているのだ。今回は織部コース(7,500円 → 5,500円)をご紹介しよう。
織部コースは握りが全9貫。最初は寿司屋の看板である中トロからスタートする。続いて塩とスダチでいただくカレイ、今が旬のアオリイカ。
利尻のムラサキうにも絶品の味。うにの握りは久兵衛の初代が考案したというのは有名な話だ。
人気の踊り車エビは生の状態から客前で握るため、新鮮さを存分に味わえる。続く大トロは、築地で一番の品が手に入るという、一目見ただけでネタの良さが伝わる逸品。
平貝と小肌も老舗の技が光る。脂が乗った江戸前の穴子は、直前であぶって、塩とタレで。そこに卵焼きと巻物、お椀がついて、5,500円なのだから、決して高くない。
一度は足を運んでほしい、粋が詰まった銀座の一流寿司店だ。
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