丸の内のプーさん Vol.3

興味はなくても、失いたくない女。男のエネルギーを吸い取る損保OLデートの実態

丸の内勤務の証券マン・江森(通称:えもりん)、30歳。おとめ座。

外見はプーさんそっくり、愛されキャラな男。好きな食べ物はハチミツ...ではなく、『ウルフギャング』のプライムステーキ。

港区生まれ、港区育ち、育ちのいい奴らは皆トモダチ。生まれながらに勝ち組な彼は、日本を代表するエリート・サラリーマンとして独身生活を謳歌している。

イケてるはずなのにちょっと拗らせ気味な男・えもりんは、親友ハルの結婚発言周囲の結婚ラッシュに焦りはじめていた。


「あの女集団、何となくプロ臭がしたな...」

結論から言うと、謎の美女集団狙いで張り切って挑んだ結婚式二次会に、大した収穫はなかった。

「パレスホテル東京」の豪華な結婚式とは打って変わり、丸の内の某ダイニングバーで行われた二次会は思った以上にゲストの数が多く、身動きするのも困難だったのだ。

さらに会場の作りが縦長に入り組んでいて、交流しづらい。よって、人が多いだけでイマイチ盛り上がりに欠けていた。

「ボクが幹事だったら、もっとうまく司会して盛り上げたのになぁ」

そしてお目当ての美女たちは、ハルが甘いマスクを武器に挑んだものの、反応は冷たかった。

外見レベルはかなり高いが、派手すぎず、わきまえた清楚感。なぜだか職業も出身大学もバラバラで、さらに仲間意識が強そうな女子たち。

「ああいう集団が、いちばん手強いよな」

ハルの言う「プロ臭」というのはよく分からないが、排他的で棘のある空気をたっぷり醸し出され、二人は早々に退散せざるを得なかった。

しかし、江森は一番タイプだった27歳CAの菜々子の連絡先をなんとかゲットし、後日リベンジに臨むことを誓った。

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