大人な貴方にこそマスターしてもらいたい!週3でバーに通うアラサー女の『これが私のウイスキー道』
バーの定番としても家に常備するお酒としても、知っておくべきはハイレベルな美味しさを誇るプレミアム ウイスキー。
絶品グルメも予約のとれない店もいいけれど、特別なウイスキーも知っていた方が大人っぽい。そこで、ウイスキー好きのライター・大石智子が、間違いのない1本をナビゲートする。
25歳でウイスキー・デビュー。琥珀色のお酒に魅せられていく…
「ウイスキーが好きだなんて、年上のオジサンとつき合ってたの?」
20代のころ、そんなことを周りから言われることがよくありました。その度に、ああ、また…と内心思いつつ、「美味しいから好き」とシンプルに返答。
ウイスキーを当たり前に飲むようになったのは、25歳くらいのころでしょうか。ひとりでバーに行き始めた時期と同じです。バーのバックボードにウイスキーがずらりと並び、それら琥珀色の未知の液体は、都会での冒険心をそそるものがあったように覚えています。
それで一度冒険してみると、あとは夜が楽しくなるばかり。となりの男性やバーテンダーが「これ、美味しいですよ」と教えてくれたものを試していき、自分にドンピシャにはまった瞬間は、まさに娯楽。
合コンでのモテる女の“さしすせそ”のひとつが、「知らなかった〜」という台詞だと最近ネットで見たばかりですが、その台詞をバーでは連発していましたね。「このウイスキー知らなかった。美味しい!」と。
そんな感じで年々知って面白いのが、こだわりと情熱の詰まったプレミアム ウイスキー。ひとり飲み、デート、自宅での映画鑑賞、花見etc. 30歳をすぎると、プレミアム ウイスキーは私にとって日々を楽しむのに欠かせないアイテムとなりました。
どこに行ってもハズさないのは、あのテネシーウイスキー
さまざまな銘柄を試していき、そのなかで家にも常備するブランドのひとつとなったのが、「ジャック ダニエル」。
米国テネシー州リンチバーグに蒸溜所をかまえ、150年もの歴史をもつこのブランドは、何より“いつ飲んでも美味しい”という安心感が違う。ブレない美味しさは、ひと際丁寧な独自製法に秘密があります。
「ジャック ダニエル」はチャコール・メローイング製法という炭を使って一滴一滴濾過する製法を採用しており、これがまた手間のかかる作り方。
蒸溜所の敷地内でサトウカエデの角材を燃やして炭を作り、その炭を深さ3メートルある桶に敷き詰めた後、蒸溜したばかりの原酒を上から垂らしてウイスキーに磨きをかけるという製法を今なお貫き続けています。
丹精込めて作り、世界中で愛されているウイスキーだから、どんな旅先でも楽しめるのがメリットのひとつ。アルゼンチンのパタゴニアでは、大氷河の氷をくだいて「ジャック ダニエル」のロックが飲まれていたし、インドネシアやタイのリゾートでは、「ジャック ダニエル」をココナッツジュースで割って飲む楽しみもあります。