東洋経済:『最強の働き方』『一流の育て方』 Vol.25

お願いだから来ないでくれ!就活になると湧いてくる「超二流の就活生」の7大特徴はこれだ!

これまで、世の中の「二流に転落している就活生」の恥ずべき特徴を論じてきた。それでは、世の中の一流の学生は、どんな就職活動をしているのか?

キャリアで自己実現を図るには

今述べた「7つの落とし穴」に転落しないのは当然として、以下の3つの要素が「自己実現できるキャリア」を歩むために決定的に重要である。

【一流の就活1】「自分が好きなこと」をわかっている

就職活動を振り返っていちばん大切なのは、「自分が好きなこと」を正直に自分に問いかけることである。

社会的な名声や年収が高い会社、あるいはまわりの友人や両親が褒めてくれる会社をやみくもに受けるのではなく、「自分が本当にやりたいこと」を知れた人が、ある意味、就職活動の真の勝者といえるかもしれない。

長い将来の方向性を考えるときに、出発点とゴールの方向性を教えてくれるのは、「自分は何が好きで、何をやりたいのか」という自己認識(Self-Awareness)の深さにほかならないからだ。

根源的に「自分がやりたいこと」「好きなこと」のコンセプトに、この就職活動期に深く向き合わなければ、日常業務で忙殺される社会人になったとき、コンパスを失った二流の難破船のように、行き先不明の二流の海を、漂流することになってしまうのだ。

【一流の就活2】「自分が得意なこと」をわかっている

キャリアでの自己実現を考えるうえで2番目に大切なのが「自分が得意なこと」をわかっているかどうかだ。

「好きなこと」を知ることは大切だが、それが得意でないなら、あくまで趣味としてとどめ、仕事にするのは考え直したほうがいい。

さもなければ、「お客さんも不幸」「あなたを雇った企業も不幸」そして「職場で活躍できない自分も不幸」という「不幸の三つ巴戦」が展開されてしまうのだ。

仕事で自己実現を目指すなら、くれぐれも「好きなこと」だけでなく「得意なこと」を仕事にしなければならない。好きだが不得意なことは、あくまで副業か趣味程度にとどめなければ「好きだけど誰からも仕事を依頼されないキャリア人生」に転げ落ちてしまうのである。

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