薔薇色のバツイチ Vol.14

年下男が可愛くて仕方ないバツイチ女。年上も年下も選べる絶妙な年頃とは?

東京で30代前半のバツイチ女性は、モテる。

とにかくモテて、モテすぎる。

計らずともバツイチとなり、落ち込んでいたあゆみ(32歳)だったが、離婚の先には薔薇色のバツイチ生活が待っていた!?

離婚後、食事会で知り合った6歳下の男・春馬。何かにつけあゆみに突っかかってくる彼に、次第にあゆみは心を乱されるようになっていた。

そんな時、春馬と食事をしていると突然「ずっと好きだった」と言われて、戸惑うあゆみだったが……?


突然の告白だった。

春馬は少しだけ不機嫌そうに、淡々と言った。「ずっとあなたが好きだった」と。

―また私のこと、からかおうとしてるんでしょ。

そう言おうと思ったが、春馬の真剣な表情を見て、口にはしなかった。

「ひと目ぼれってやつですよ。あゆみさんに接客してもらって、上品で素敵な人だなーと思った。でも、結婚指輪してるしお店の人だし、別にどうこうなりたいなんて思ってなくて、ちょっとこの店に来る回数が増えそうだなーって思ったぐらい」

春馬は、あゆみの顔を見ずに、すべてを白状するとでもいうように、少しだけ投げやりな態度で話を続けた。

「でもさ、そのあと何回お店に行ってもあゆみさんはいなくて、行く度にすげえがっかりしちゃう自分がいて。会えない方が気持ちが膨らんじゃうみたいな?でもまあ、一度会っただけの人だから、時間が過ぎて俺もいつの間にかすっかり忘れてたんだよ、あゆみさんのこと」

途中、少しおどけた態度を見せながら話す春馬は、26歳の男の子らしく、これまで大きい態度であゆみのことを見下していた彼とは、随分雰囲気が違って見えた。

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