薔薇色のバツイチ Vol.13

薔薇色のバツイチ:恋と愛は別物。いつまでも恋ばかりしている女が、愛されるワケがない

東京で30代前半のバツイチ女性は、モテる。

とにかくモテて、モテすぎる。

計らずともバツイチとなり、落ち込んでいたあゆみ(32歳)だったが、離婚の先には薔薇色のバツイチ生活が待っていた!?

離婚後、食事会で知り合った6歳下の男・春馬。何かにつけあゆみに突っかかってくる彼に、次第にあゆみは心を乱されるようになってくる。

そんなある日、春馬が女の子と一緒に歩いている姿を目撃し、あゆみは動揺を隠せずにいた。


年下男の魅力は、素直で従順なところ


「あゆみは再婚したいの?だったら春馬くんはやめなよ」

友達の容子にバッサリ言われて、あゆみは目が覚めるような気持ちだった。

六本木の『肉とスパイスJINDARI』でローズマリーとオリーブオイルでマリネした炭焼きステーキを前にして、大学からの友人である容子からは容赦ない言葉が止まらない。

容子はいつも的確なアドバイスをくれる、頼もしい相手だ。彼女自身は28歳の時に2歳年下の相手と結婚して、DINKS生活を謳歌している。

あゆみは初めて、友人に春馬のことを相談することにした。出会いから先日の目黒での目撃までと、その間のあゆみの心の揺れを、すべて正直に話すことにしたのだ。

「そんな年下男なんてもういいじゃない。年下男の魅力は、素直で従順なところよ。でもその春馬くんって、どっちもないでしょ。いいのは顔だけ?そんなの、あゆみが大変な思いするだけよ」

容子の言葉に、反論する余地はない。

「そもそも、あゆみはそんなに春馬くんのことが好きなの?」

核心を突く質問に、あゆみは大きく息を吸って口を開いた。

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