部屋見るオンナ Vol.9

部屋見るオンナ:妥協すべきはそこじゃない!神谷町で知る、結婚を意識しすぎる女の間違い

あなたが東京で住みたい街は、どこですか?

なりたい自分に近付ける街、等身大の自分を受け入れてくれる街、お気に入りのレストランがある街。そう、街選びの基準は人それぞれ。

広告代理店に勤務するサトコ(32歳)は、一体どこに辿り着くのか。

その行く末をご覧いただこう。

同棲を解消して部屋探しを余儀なくされたサトコは、友人から石神という不動産屋を紹介してもらい、彼と共に様々な街と部屋を見て歩くことになった。

前回は青山一丁目を見に行くが、家賃15万ではあまり良い物件がないことを思い知り肩を落とすサトコ。さて、今回は……?


どんどん複雑になる、「結婚」というもの


バツ2の男というのは、やはりワケあり物件なのだろうか。

不動産屋の石神がバツ2と聞き、サトコは妙に納得した。

2017年の東京では、石を投げればバツイチに当たる。離婚理由次第ではあるが、バツイチ男性と付き合うのに抵抗がない女性は大勢いる。サトコもその一人で、32歳となった今ではバツイチ男性も結婚相手の候補に入れられる。

だが、バツ2となると話は変わる。バツイチであれば相手側に問題があり、仕方なく離婚したことが考えられる。

これがバツ2となると、なかなかそうは思えないもの。例え2回とも相手に問題があるとしても、問題がある相手ばかりを選ぶ本人にも、何かしらの問題があると思えるからだ。

石神は顔をしかめてこう言った。

「結婚なんてするものではありません」と。

見るに堪えないものを見た時や、とても苦いものを間違って口に入れてしまった時のような顔で言ったのだ。

30歳を過ぎると周囲の既婚者からも良い話は聞かなくなる。特に男性たちに顕著だが、「結婚してよかった」という話は滅多に聞こえてこない。

そのくせ「まだ結婚しないのか」ということを、ものすごく遠回しに聞いてくる。

―そんな話ばっかり聞いてちゃ、結婚に夢が持てなくなるんですけど……。

そうして年齢を重ねる程に、結婚というものがどんどん複雑になるのだった。

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