小宮山雄飛の“英世”なる食卓 Vol.32

絶品純レバ丼が名物!昭和レトロな名店で食べる丼が美味すぎた!

curated by
小宮山 雄飛

グルマンとして名高い、ミュージシャンの小宮山雄飛さんのお気に入りの店を紹介する本連載。今回は、昭和レトロな雰囲気が漂う店で楽しむ名物どんぶり。レトロな面影が残る横丁や商店街にある、そこでしか味わえないオリジナリティが光る名物どんぶりをご紹介しよう。

元祖 純レバ丼 ¥860

『銀座ホール』の「元祖 純レバ丼」

「いろいろ買ったり食べたりしながらぶらぶら歩きができる、活気ある商店街が好きで、たまに訪れる砂町銀座。新鮮な魚や、家庭的なお惣菜、串や料理の材料なんかもあって楽しいんですよ」

「こちらへはお昼に来て、餃子、ラーメンを食べ、最後に純レバ丼というのが僕の定番。ここのレバーはとにかく新鮮。臭みが一切ないコリッとした食感と濃いレバーに絡む甘辛なタレの味わいは、何とも絶妙なバランス」

聞けば、砂町出身者の浅草の店で純レバが生まれ、そこのレシピを教わって丼として始めたのが〝純レバ丼〞誕生の由来だとか。

家紋である巴を刻印した、ふっくらつぶあん仕立ての巴焼き。瓶のソーダ水も懐かしい雰囲気。巴焼き1個¥110、クリームソーダ¥320。

“人生はユーモアが大事”と語るご主人・石黒さんの、楽しいオリジナル川柳が壁一面に並ぶ

「店内のタイルの感じや外観など、昭和っぽいレトロないい雰囲気が残っていて落ち着くんですよ。昭和初期に、焼きそばや軽食、牛乳やアイスキャンディーなどを扱う〝ミルクホール〞として栄え、23年前に2代目の現ご主人が継ぎ、〝銀座ホール〞としてリニューアルしたとか」

「これからも〝元祖〞としてこの味や昭和っぽさを残していってほしい一軒です」

かつてミルクホールだった面影を残す、レトロな外観。戦後、銀座通りとして復興した砂町銀座商店街に開業し、70年。この町で愛され続けている名店だ。

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