“中の上”の悲劇 Vol.8

“中の上”の悲劇:スペック重視の婚活女子を見下していた、早稲女29歳の本音

「一億総中流社会」と言われる日本。

容姿、学歴、収入。全てにおいて「中流」の少し上に位置する人間は口を揃えてこう言う。

「上を見ればキリがないが、知らなければいい世界もある。」

この連載では”中の上”に位置する男女に起きた、さまざまな悲劇に迫る。

これまで登場したのは、元CAの麗子、年収2,000万以上の相手にこだわる代理店女子マユ、読者モデルの裕美など。今回登場する優等生女子・聡子の悲劇とは…?


大手精密機器メーカー勤務。“中の上”を体現した女、聡子29歳


「“中の上”ランクの女って、一番幸せになりづらいんじゃないかなって思います。」

そう口を開いたのは大手精密機器メーカー勤務の聡子、29歳だ。年収は700万円ほど、中目黒のワンルームマンションに一人暮らしをしている。彼氏はここ1年ほどいない。

意思の強そうな瞳が印象的で、顔立ちは“クラスで3番目に可愛い子”といった感じだが、流行りを抑えたファッションとメイクで、綺麗なキャリアウーマンという雰囲気を上手に演出している。

聡子は神奈川県出身。公立の中学から、高校は私立の女子校に入った。中高一貫のその学校は、高校から入るのにはそれなりの学力が必要だった。しかし、優秀だった彼女は難なくクリア。

成績優秀、真面目で明るい性格の彼女は、高校からでもすんなりと馴染むことができた。しかし、29歳になった今、高校時代の友人に会うのがどんどん苦痛になってきているらしい。

どうやらそれは、“中の上”ランクの女が容易くつかめない「女の幸せ」と関係があるようだ。

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