“中の上”の悲劇 Vol.7

“中の上”と烙印を押された商社勤務の人気読者モデル。彼女がよりどころにしたのは…?

「一億総中流社会」と言われる日本。

容姿、学歴、収入。全てにおいて「中流」の少し上に位置する人間は口を揃えてこう言う。

「上を見ればキリがないが、知らなければいい世界もある。」

この連載では”中の上”に位置する男女に起きた、さまざまな悲劇に迫る。

これまで登場したのは、元CAの麗子、年収2,000万以上の相手にこだわる代理店女子マユなど。今回登場する赤文字系の読者モデルの闇とは…。


上ランクに位置していたはずの読者モデル、裕美33歳


―今日の女子会♡#love#happy#beauty#bestfriend

赤文字系雑誌の読モ・裕美は、自分が呼ばれなかった『アベス』での女子会のインスタ投稿を見て溜息をついた。

同じ雑誌の読者モデルでも、そのヒエラルキーははっきりと分かれている。

今日は、今一番人気がある奈々主催の女子会だった。20代後半向けの雑誌の中で33歳の裕美はもはや古株。奈々は27歳で、インスタグラムを中心に人気を得ている。写真もこだわっていて、自己プロデュースがうまい。

神戸出身の裕美は、関西ではそれなりに人気のある読モだった。しかし、今は何号かに1回、小さいスナップが載る程度。

しかし、今の彼女の容姿を見れば納得できる。OL生活と読者モデルの2足のわらじで忙しいのか、肌は荒れていて髪はパサパサ。淡いピンクのブラウスに白いスカートという格好も、「何となく選んでいる」という雰囲気を醸し出している。

顔は“クラスで3番目に可愛い”という程度だが、実はかなりの美脚の持ち主。「洋服が綺麗に見える」と神戸時代はよく褒められており、総合的に見れば上ランクに位置する女性だった。

しかし、その人気読モが今は見る影もない。

【“中の上”の悲劇】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ