慶應ガール、29歳 Vol.16

慶應ガール、29歳:NY校出身、外資系製薬会社で働くバリキャリ美女。ダメ男好きだった彼女の逆転劇


大学時代「慶應ガール」と呼ばれ、華やかなイメージを持たれている慶應卒の女性。しかし、そのすべての女たちがそのイメージ通りの生活を送っているのだろうか?

慶應というブランド力を持ちながらも、その派手さを苦手とし、日陰の人生を送るのを好む女もいる。そんな「慶應ガール」の人生とは?

東京出身で現在は広告代理店勤務。同じく慶應出身のトオル(32)が、自身の大学時代の人脈を駆使し、さまざまな“慶應ガール”に斬り込んでいく。


<今週の慶應ガール>
氏名:ユリエ
職業:外資系製薬会社MR
学部:経済学部
年収:900万
住居:広尾の1LDKで夫と2人暮らし
家賃:22万円
出自: 親の転勤で中学からニューヨークへ。慶應のNY校から内部進学。
ステータス:昨年、会社の同僚と結婚。

NY校出身のイケイケな慶應ガール、ユリエの場合


「透さん、相変わらず本ばっかり読んでるね。」

無遠慮な声が懐かしく響く。ユリエはゼミの後輩で、僕の1個下の31歳だ。

彼女を初めて見たとき、「やけに派手な女だな」と思った。ネイルも化粧も抜かりなく、足元はいつもハイヒール。慶應のNY校からの内部進学と聞いて納得した。派手な格好が妙に板についている、帰国子女独特のオーラがあった。

派手な見た目の割に気さくな彼女は、何を考えているか分かりづらいと言われる僕にも構わず話しかけてきた。いつも皆の中心にいるような目立つ子だったが、ふとした拍子に皆の群れから外れ僕のところに来て、とりとめもない話をしていた。

ユリエとは卒業後も頻繁に会っていた。彼女の恋人である雄太と僕は親友で、そのどうしようもないダメ男の愚痴をよく聞かされていたからだ。

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