浅草で大人の粋を学べ Vol.1

あの『ロブション』出身シェフの新店が素晴らしすぎる!

まいたけの素揚げ、ちいたけ、ポットヴェラ、トランペット茸と、きのこづくしの秋らしいひと皿

クライマックスに向かって溢れる感動! 香りが炸裂するメインディッシュは熟練の技巧

いよいよお待ちかねのメインディッシュ! テーマは秋の美味「きのこづくし」。備長炭の香りをまとった最高の火入れの国産牛フィレ肉と、味わい深いきのこ、そしてここにも最中種が下から顔を覗かせる。

フィレ肉はゲストがナイフを入れた時にひと口大に切れやすいよう斜めにドレッセされている。美しくカッティングでき、舌の上にのった時の滑らかさまで計算されている。

濃いめにとった牛すね肉のコンソメを注ぐときのこの香りがさらに際立つ。伝統と革新を象徴する素晴らしい料理だ

美しい琥珀色のコンソメを注ぐと、最中種の中から細かく刻んだトランペット茸とシブレットがスープに広がり、味わいがまたふくよかに変化する。

最中種が肉の旨味とスープを吸って、餅のようなたまらない食感に。さらに脇に置かれたトランペット茸のパウダーをスープに溶きながらいただくと、コクが加わり味の違いを楽しめる。

テーブルに置かれてから食べ終わるまでの変化をダイナミックに演出してくれるフランス料理の技術と、芸術性の高さに感動を覚えるメインディッシュだ。

夏の名残りを楽しむデザート。パッションフルーツ、マンゴー、抹茶の3つのソースも絶品

デザートは「宮崎完熟マンゴーと浅草『壽々喜園』の抹茶」。コルネの中にはマンゴーのムースとザクザク切った果肉が入っている。固いのかと思いきや、しっとりとしてほろりと崩れ、マンゴーの香りと甘味がふわりと現れる。

浅草『壽々喜園』で使われている京都の『ななや』の抹茶はソルベに。繊維質が少なく甘くてジューシーな宮崎のマンゴーを苦味と深みのある抹茶が優しく包み込む。

このデザートをを担当する宮脇侑司シェフパティシエは、9年間、渡辺シェフとともに『ジョエル・ロブション』で腕をふるってきた逸材。料理と同じように“和”のテイストを取り入れ、酸味、甘味、苦味がひとつになる印象に残るデザートだ。

3階はオレンジとブラックを使った落ち着いた雰囲気。カウンター席の心地よさにひとりで訪れるゲストも多い

至高の味、そして居心地のいい景観もこの店の魅力。隅田川を見下ろしながら、目の前にはスカイツリー、カウンター席でキラキラと光る川の流れを見ていると忙しい日常から離れられる。

都会の喧騒からしばし逃れ、極上の料理とともにゆったりとした時間を過ごせば、またエネルギーが体と心に満ちたりてくるに違いない。

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