東洋経済・東京鉄道事情 Vol.27

“美人パーサー”に聞いた!彼女の眼から見た、新幹線の客層の違いとは?

新幹線車内を模した研修施設でワゴンを押すパーサーの薊さん(筆者撮影)

ビジネスで新幹線を利用している人であれば、車内でさまざまなサービスを担当しているパーサーの仕事ぶりをよく知っていることだろう。めまぐるしく車内を往復してワゴンサービスなどを行う一方、停車駅では乗客の見送りをし、グリーン車ではおしぼりの配布などのサービスも行う。その仕事は非常に多岐にわたるが、おもてなしは非常にハートフルだ。

彼女たちのきびきびとした働きぶりに励まされて仕事に向かうビジネスマンも多いことだろう。それでは、彼女たちパーサー自身は、仕事をどのように捉えて乗務に赴いているのか?東海道新幹線に乗務しているジェイアール東海パッセンジャーズのスタッフにお話を伺った。



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―― パーサーに求められる「心」は?

「自分が就職活動を進めていく上で、まず、自分が好きなことは何なのかを考えてみました。するとそれは、誰かを喜ばせること、元気づけることだろうと思い当たったのです。それであれば、たくさんのお客様と触れ合うことができる仕事が良い。車内販売の仕事は、お客様に呼び止められて、お客様が欲しいと考えている商品をお売りすることになる。販売員に求められるのはおもてなしの心であると、そう思えたんですね」

と、現在の仕事を志望した動機を語ってくれたのは、(株)ジェイアール東海パッセンジャーズに勤める薊(あざみ)紫帆さんだ。

薊さんの仕事は東海道新幹線のパーサー。つまり、車内販売やグリーン車におけるサービスなど、東海道新幹線の車内での乗客サービスを広範に受け持つというものである。新幹線を利用したことがある人なら誰でも、すぐに彼女たちの働く姿を思い浮かべることができるだろうし、ことに近年は、仕事の内容が高度化していることも理解できるだろう。

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