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鎌倉カレンダー Vol.3

鎌倉カレンダー:盛り上がるほどに感じる港区の「虚無感」。波以外の楽しみはもういらない?

東京生まれ、東京育ち。

学生時代から就職まで一通り都会で過ごしてきた透は、外資系証券会社に勤め高い年収を稼ぎ、何不自由しないエリート生活を送る。

しかし都会で神経をすり減らす生活に疲れた透は「焦燥感」を感じ始め、癒しを求め「鎌倉の海」に通うのが習慣になっていく。遊びにはもう魅力を感じず、仲間に対して持つようになった「優越感」。楽しみは波だけでいいと思うようになっていくが...?

鎌倉カレンダー Vol.2:都会の狂ったサイクルで生活する仲間たちに感じる「優越感」。自分には海がある


外銀御用達の十番の高級カラオケにて、デキる後輩がセッティングした深夜の集まり


先日、会社のチームの飲み会がありました。久しぶりに大きなディールがまとまって、最近にしては珍しく、平日にも関わらず皆かなり盛り上がってました。男ばかりで飲むのもつまらないから、次は赤坂のキャバクラでも行っちゃおうか、どうしようか、なんて上司が2件目を検討し始めたとき、後輩の雅人がすか......


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鎌倉カレンダー

東京生まれ、東京育ち。

学生時代から就職まで、一通り都会で過ごしてきた透(27歳)は、一流企業に勤め高い年収を稼ぎ、女にも不自由しない生活を送る。しかし、生粋の東京人である透は、実は都会に消耗していた。

これは、そんな彼が「鎌倉」という街で少しずつ人間らしさを取り戻していく話。

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