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鎌倉カレンダー Vol.2

鎌倉カレンダー:都会の狂ったサイクルで生活する仲間たちに感じる「優越感」。自分には海がある

東京生まれ、東京育ち。

学生時代から就職まで一通り都会で過ごしてきた透は、外資系証券会社に勤め高い年収を稼ぎ、何不自由しないエリート生活を送る。しかし都会で神経をすり減らす生活に疲れた透は、癒しを求め「鎌倉の海」に通うようになった。

そんな透はいつしか、かつての自分と同じような生活をする都会の仲間たちに淡い「優越感」を抱くようになっていった。

鎌倉カレンダー Vol.1:消えない「焦燥感」。東京で消耗した若い男が人間を取り戻したのは、鎌倉の海


早起きして、鵠沼から波をチェックし134号線をドライブ。この幸福感を「奴ら」は知らない


サーフィンにハマって、そろそろ1年になります。

今では週間天気図を見て、今週は波がありそうだな、なんて予想もできるようになりました。でも海に行けるのは基本週1回。すごく上達したわけではありませんが、それでも波に乗る感覚はある程度分かってきたし、地元サーファーに怯むこともなくなり......


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鎌倉カレンダー

東京生まれ、東京育ち。

学生時代から就職まで、一通り都会で過ごしてきた透(27歳)は、一流企業に勤め高い年収を稼ぎ、女にも不自由しない生活を送る。しかし、生粋の東京人である透は、実は都会に消耗していた。

これは、そんな彼が「鎌倉」という街で少しずつ人間らしさを取り戻していく話。

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