
決定版!春のお伊勢参りで絶対に行くべき、ほっこり伊勢の名店達
今回は、伊勢神宮を結ぶ参宮街道と、現代の巡礼者たちを癒やしてくれる伊勢神宮周辺のステキなお店をご紹介します。
2013年に式年遷宮で話題となった伊勢神宮。厳かで神秘的なその雰囲気に魅了され、今でも多くの人が参拝に訪れます。古くから心の拠り所として崇められてきた伊勢神宮は、衣食住の神を祀る「豊受大神宮(外宮)」、日本の総氏神を祀る「皇大神宮(内宮)」、いずれも格式高い「別宮」からなっています。
江戸時代の人々は日々の穏やかな暮らしは神様の「おかげ」と感謝し、これらをつなぐ「参宮街道」を歩いて「おかげ参り」をしたのだそう。外宮、内宮、参宮街道。神様からの恵みに感謝を伝えながら伊勢の杜を歩いたら、足を止めてちょっと一息。そんなお出かけをしてみてはいかがでしょうか。
出典:Cocotte山下
古市参宮街道を歩く
参宮街道は、伊勢神宮の内宮と外宮を全長約5キロに渡って結んでいます。徒歩で行く約1時間の行程は、おかげ参りで往来する人々の姿を思い描きながらゆっくりと歩きましょう。
出典:bluXgraphics(motorcycle design Japan)=Midorikawa
外宮と内宮2つの正宮はバスで行き来することができますが、古の参拝者に倣って古市三宮街道を徒歩で進んでみましょう。伊勢神宮には外宮さんから内宮さんの順にお参りをするというならわしがあるので、まず外宮から。
出典:asobi tsuchiya
外宮さんでのお参りを済ませたら、早速古市参宮街道を歩きましょう。江戸当時の面影を湛えた「麻吉旅館」や徳川家康の孫娘・千姫の菩提寺「寂照寺」など、古い街並みが残る参宮街道には見どころがいっぱいです。
出典:Wikimedia
江戸時代におかげ参りが流行したことで、街道沿いには様々な文化がうまれました。その1つが古市の遊郭。江戸の吉原、京都の島原と並び三大遊郭と称されたほど、古市は大歓楽街として名を馳せていたのだそうです。「伊勢古市参宮街道資料館」では、当時の詳細な様子を知ることができます。
施設住所:三重県伊勢市中之町69
詳細情報:http://www.amigo.ne.jp/~furuichi/
出典:Ryosuke Yagi
街道は「おはらい横丁」に入り、そのまま内宮さんへ続きます。おかげ参りが盛んだった当時の雰囲気そのままに、参拝者と活気で溢れる石畳の道。土産物屋や飲食店にぶらり立ち寄りながら進めば、終点の内宮・宇治橋はすぐそこです。
ここまで歩いたなら、小腹がすいてきたのでは? 続いては、いよいよ外宮・内宮のそれぞれでおすすめのカフェをご紹介いたします。