Cowcamoマガジン Vol.1

40種類のグローバルな“塩”が選び放題!今注目の塩専門店に迫る


みなさん、お料理にはどんな塩を使っていますか? 「いつも同じ、1種類の塩しか使っていない」とか、「特にこだわっていない」という方も少なくないのではないでしょうか。

一口に塩と言っても、実は味も香りも色もさまざま。現在、日本国内だけでも、なんと2,500種類ほどが出回っているのだとか。お料理の基本中の基本である塩ですが、バラエティ豊かな塩の中から数種類を揃えて、食材や気分、体調によって使い分けてみると、味の幅がぐんと広がるんです。

そんな塩の魅力に取り憑かれたソルトコーディネーターの田中園子さんが、2014年末に戸越銀座商店街の東端に塩専門店「solco」をオープンした。

シルバーの蓋つきの細いガラスボトルに詰められ、整然と並ぶ塩たち。圧巻の光景。

まるで青山にある高級化粧品のショップみたい!

Cowcamoマガジンより転載

庶民的なお店が立ち並ぶ戸越銀座で、周囲とはまったく異なった存在感を放つsolco。レトロモダンな内装は、Jimi Claude Officeの岡本健さんの設計。塩の色や形が映えるよう、店内は黒を基調に、というのも岡本さんのアイディアとのこと。

オーナーの田中さんは、理系の大学院を卒業し、製薬会社で新薬の開発に従事されていたバリバリの "リケジョ" 。でも、塩との出会いはプライベートで宮城県石巻市に旅行したことがきっかけだったという。

「2013年に石巻市に旅行に行った際におみやげ屋さんに立ち寄ったときに、石巻で作られている「伊達の旨塩」という塩を買ったんですね。これが、もうびっくりするほどおいしいお塩で。「旨塩」という名前のとおり、何か旨味調味料でも入っているんじゃないかというぐらい旨みがあったんです。もちろんそんな調味料は一切入っていないんですが。あまりのおいしさに驚くとともに、そういえば家にもいろいろ塩があったなあ、と思ってキッチンを漁ってみると、なんと20種類以上の塩が出てきました」

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