今年1年を小1時間、六本木・西麻布の隠れカフェで振り返ってみよう!

”レトロな時間”で癒される~『Reino』

古き良きを知っている場所は、流れる時間の質も違う

喫茶店、という言葉がいまどれほど使われているかわからないが、『れいの』はその言葉がよく似合う。マダムが淹れるコーヒーの湯気、たばこの煙で着色した白木の柱、常連の手で味が出たテーブル、昭和52年創業の『れいの』をつくるすべてのものが、歴史を感じる古き良きもの。

そこには、会社にも、家にも、街にもない、贅沢で濃密な時間が流れている。一杯のコーヒーをゆっくりと味わえる人は、きっと人生を豊かに謳歌しているはず。そんなことを想わせてくれる、未来へ残していきたい老舗喫茶店だ。

香り高いムンドノーボ種のブラジル豆を使用したコーヒー(¥570)。最適の抽出法(だが手間のかかる)と言われるネルドリップ製法で淹れてくれる

日本を代表する建築家である若山 滋氏が手がけた内装は、照明を巧みに取り入れた、ついつい長居してしまう寛ぎの空間。そしてそんな彼もまた、『れいの』を愛する古くからの常連客のひとり

鈴木 樹さんは日本チャンピオンにして、世界4位にまで輝いたことのあるトップバリスタ。運が良ければ彼女に抽出してもらえるかも!?

”本格的コーヒー”に癒される~『丸山珈琲 西麻布店』

深遠なる珈琲の世界を探る

通なら必ず耳にしたことがあるだろう日本一のコーヒー店、『丸山珈琲』。その理由は、豆屋としての確固たる実力にある。同社が認めた豆だけを厳選しながらも、世界各地から集めたその数なんと30種類以上。まさにコーヒー豆の宝石箱なのだ。

これを日本で2台しかない抽出マシン「 スチームパンク」で淹れることで、その風味を余すところなく楽しめるのが2013年12月にオープンした西麻布店。もちろん抽出方法は選択可能。

入り口には産地と生産者を添えた世界各地の豆がズラリ。高価なパナマ産の「ママ・カタ・ゲイシャ・フーリーウォッシュト」は、並ぶと即完売する希少品だとか

世界有数のトップバリスタにフレンチプレスやゴールドフィルタで淹れてもらうことができるのも、同店が日本一と称される所以といえよう。
自他ともに認めるコーヒー通、EXILEのTETSUYAさんにとっても、夢にまで見たと言う憧れの名店だという。

「フレンチプレスでいただくより非常に濃厚な豆本来の味がスチームパンクだと楽しめる気がします。ビックリするほど希少な豆から抽出した一杯をお値頃で飲めるのも、コーヒーファンには嬉しい限り。なにかにつけて、通ってしまいそうです。それとスチームパンク、いつか僕の家にも設置したいですね!」とは、その味をテイスティングしてくれた時のコメントだ。

焙煎は丸山珈琲 小諸店のみで行われる

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