都会の喧噪を離れて。 Vol.3

せっかく行くなら究極の景色を!日本三景をひとり占めできる絶景宿5選

<広島県>宮島

出典:Rog01

はるか昔から「神々の島」として崇められてきた宮島。特に、海に浮かぶ大鳥居と社殿で知られる世界遺産・厳島神社は、平安時代末期に平清盛の手によって発展し、特別な場所としてその名を知らしめることとなりました。現在では島全体が「瀬戸内海国立公園」となり、国の「特別史跡」と「特別名勝」に指定されています。

1168年創建の厳島神社はもちろんのこと、紅葉谷公園や標高535mの島内最高峰・弥山、弥山の麓の大聖院など、観光スポットが多いのが宮島の魅力のひとつ。その中から、紅葉谷公園と厳島神社にほどちかい宿を2つご紹介します。

創業160年、紅葉谷の老舗旅館「みやじまの宿 岩惣」

出典:relux|みやじまの宿 岩惣

「みやじまの宿 岩惣(いわそう)」の創業は、今からおよそ160年前の安政元年。もみじ川に橋をかけて渓流に茶屋を設け、道行く人々の憩いの場として開業したことが始まりでした。過去の宿泊者は、皇室の方々、夏目漱石や森鴎外などの文豪、大倉喜八郎や大隈重信などの政経界の要人など、多岐に渡ります。

客室の中でも、特に「錦楓亭」「秋錦亭」「龍門亭」という3つの離れは歴史ある伝統建築です。大正から昭和にかけて造られた1室1棟の平屋建てで、紅葉谷の自然にとてもよく馴染んでいます。秋には、真っ赤に染まる紅葉を鑑賞することもできますよ。

出典:relux|みやじまの宿 岩惣

温泉は、宮島でも希少な若宮温泉。岩惣には明治18年に掘られた井戸があったのですが、先々代の女将はその井戸水について「肌がつやつやする」と評していたのだそう。

そこで調査してみると、地下5mの水源ながらラドンを含む温泉であることが分かったのです。ひょんな偶然で発見された温泉は、今も旅人たちを癒しています。

出典:relux|みやじまの宿 岩惣

岩惣での旅の楽しみはもうひとつ。そう、国立公園の一部でもある宿の敷地内を自由に歩き回る、「宮島の鹿」たちに出会えるかもしれないのです。鹿に癒され、紅葉谷の自然と一体になるような滞在は、ここ岩惣だけで楽しめる贅沢。お天気のいい日には外を散策してみるのも素敵ですね。

施設名  :みやじまの宿 岩惣
施設URL :https://rlx.jp/28392
参考価格 :1泊1名¥37,800〜(2名利用時/2食付/税・サービス料込)

大鳥居と海を一望する宿「蔵宿いろは」

出典:relux|蔵宿いろは

利休鼠の松原、そして神社の朱を引き立てる、ゆかしき佇まいの宿が「蔵宿いろは」です。大切にしているのは、「家族の歴史」「ひとの絆」を未来に託す「蔵」の心。蔵に思い出が重なっていくように、この宿には旅人たちの思い出が重なっていくのです。

玄関から一歩踏み込んだその時から、蔵宿いろはのおもてなしは始まります。眼下には、神の島・宮島と朱色の大鳥居。窓を開けて深呼吸すれば、清らかな気持ちになれることでしょう。

出典:relux|蔵宿いろは

まるで一枚の絵画のような料理は、「自然のいのちを、味わい、かみしめ、いのちを養う」というテーマで仕立てられています。盛り込まれるのは、中国山地の旬の野菜や新鮮な瀬戸内の海の幸。

塩・味噌などの調味料選びにもこだわり、量より質の逸品が生まれました。気鋭の料理長の腕と心遣いが光り、目も舌も喜ばせてくれる、そんな懐石料理を頂くことができるのです。

出典:relux|蔵宿いろは

お天気の日には、最上階の開放的な露天風呂へ。神の島と海を一望すれば身も心も癒されていくのを感じられるはず。大鳥居を眺めながらの湯浴みだって叶います。

露天風呂の他に、小さな気泡がまるでシルクのようにからだを包む「シルク風呂」も。大量のマイナスイオンを放出する気泡が、シルクのようにお肌を包み込み、お肌を潤わせてくれます。神の島で、特別な湯浴みのひと時を楽しんでみませんか?

施設名  :蔵宿いろは
施設URL :https://rlx.jp/28392
参考価格 :1泊1名¥39,960〜(2名利用時/2食付/税・サービス料込)

おわりに:日本三景をひとり占めできる一流旅館

今回は、「日本三景」の絶景を眺める5つの一流旅館をご紹介しました。ひとくちに「日本三景」といっても、宿の魅力はそれぞれに異なるもの。しかし、どの宿でも、心から美しいと思える風景をひとり占めできるはず。お気に入りの宿を見つけて、ぜひ足を運んでみてください。

※宿泊料金は、2015年5月現在の参考価格です。

記事提供元:https://rlx.jp/magazine/tohoku/10685.html

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