2015.10.13
「ふたりのニコライ」―作家・柴崎竜人の恋愛ストーリー Vol.8【前回までのあらすじ】
高校時代、読書研究会というドマイナーな部活で世界を呪いながら学生生活を送っていた僕。社会人となり、というか恋愛示現流の免許皆伝となって、ふらりと入った立ち飲み屋で再会したのは、高校のアイドル・大崎夏帆だった。
「僕はもう高校時代の僕じゃない、いっぱしの恋愛武士なのだ。よし大崎夏帆を口説き落としたる」と腹を決めたものの、双子の美女のどちらが大崎夏帆かわからない。
やがて酔いも回り、帰ろうとする双子だったが、どちらが夏帆か当てられたら今夜は残ると言われ……
前回:酒が強いから酔い方も美しいなんてウソ! 「ふたりのニコライ」第六話
最後まで食えない双子だ。
だが、ここまで来たらどちらが大崎夏帆か当てるしかない。
やるしかなかった。
「わかった。ちょっと、考えていいかな」
「いいよー、制限時間30秒ね。その間にトイレ行ってくる」
と、まるで三十秒で用を足せるとでもいうようにモナコがトイレに立った......
読むことができます
【「ふたりのニコライ」―作家・柴崎竜人の恋愛ストーリー】の記事一覧
おすすめ記事
2015.10.05
「ふたりのニコライ」―作家・柴崎竜人の恋愛ストーリー Vol.6
酒が強いから酔い方も美しいなんてウソ! 「ふたりのニコライ」第六話
- PR
2024.10.04
今年の3連休はあと2回!“おこもりデート”にぴったりな、箱根の温泉付きホテルとは
2017.02.18
結婚願望のない男
結婚願望のない男:「感情的な女の話は、生産性ゼロ。」女心を砕く、偏屈男の捨て台詞
2015.09.14
「ふたりのニコライ」―作家・柴崎竜人の恋愛ストーリー Vol.3
美人の双子に挟まれて 「ふたりのニコライ」第三話
2018.02.01
東京就活事情
東京就活事情:「私、整形したんです」外銀セールスの内定を命がけで手に入れた、東大卒美女
2015.08.31
「ふたりのニコライ」―作家・柴崎竜人の恋愛ストーリー Vol.1
双子姉妹に征服された夜 「ふたりのニコライ」第一話
2018.05.28
理想の嫁
「高学歴で専業主婦なんて、もったいない」バリキャリ女からの痛烈な説教にも揺るがない、1つの決心
2018.08.28
デスパレートな2人
29歳の誕生日にプロポーズを予感した、甘い夜。しかし決定的な亀裂が2人に入った意外過ぎる理由
2018.02.26
リスクを嫌う男
リスクを嫌う男:幸せアピール=離婚フラグ!外資系保険プランナーを驚愕させた、新婚夫妻の闇
2018.11.15
嫌われる女
男友達に1番紹介しやすいのは、“ほどよくダサい”女。自分より可愛くない友達を連れてくる女の本音
東京カレンダーショッピング
『佐藤養助商店』:門外不出の技による、喉ごし滑らかな"稲庭干饂飩"
『かに物語』:ふっくらと肉厚な一本爪が2本入ったフレンチカレー
『西岡養鰻』:特製タレ付き!脂の乗った高品質な鰻を土佐備長炭で丁寧に焼き上げた蒲焼
『マルヒラ川村水産』:ご飯に載せて贅沢いくら丼!1粒1粒に旨みが凝縮された、とろける食感の北海道函館産天然いくら
『North Farm Stock』:北海道産ミニトマト使用!糖度が高く、コクとうまみがたっぷり詰まったトマトジュース
『ル・ボヌール 芦屋』:フリーズドライフルーツにホワイトチョコがたっぷりと染み込んだ新感覚スイーツ
『HAL YAMASHITA 東京』:シルクのようななめらかさ!冷え冷えトロリの新食感"ウォーターチョコレート"
この記事へのコメント