シルバーウィークに行きたい、金沢の極上店4選

シルバーウィークのご予定は?紅葉や秋の味覚を求めて、金沢旅行なんていかがだろうか。

今年3月の北陸新幹線開業によりぐっとアクセスしやすくなった金沢。加賀百万石の時代から、洗練された文化を育んできた街であり、兼六園や東茶屋街などを擁し、観光客も多く訪れる北陸随一の都市だ。この街を訪れたのなら是非食したいのが北陸ならではの山海の幸。せっかくの食欲の秋、金沢の美味を味わおう。

ノドグロ煮付 時価。濃厚な脂が身上

日本海が育んだ鮮魚の旨さを、気取りのない店内で味わい尽くす『いたる本店』

店主は富山・新湊の出身。そこで揚がる鮮魚の旨さを伝えるべく奮闘する居酒屋だ。

開店当初から、喜んでもらおうとする心意気は変わらず。今でも折を見て新作料理をスタッフ全員で試作する。「難しいことはともかく、時代のエッセンスも加味してかないとね(笑)」と店主。

今ではメジャーな天狗舞の蔵元とは「日本酒って、こんなに旨いんや」と感激した開店当初からの付き合い。蔵元直送"生純米ミニタンク"があるのはその縁からで旨いものに対する嗅覚は確か。「9月になればベニズワイガニが解禁になるし、ノドグロだってグッと旨くなる」。豊穣の季節が今から待ち遠しい。

日本海のお刺身桶盛り。甘海老、生タコなど

北陸三昧セット&三酒セット。ベニズワイの蟹味噌など珍味を肴に、石川&富山の純米&純米吟醸を味比べ

岩魚骨酒

大将が獲る自然そのものの味、採取直後ならではの旨さを実感『赤城』

「犀川の上流で2時間前まで泳いどったんや」。10㎝にも満たない、小さな山女魚に粉をつけてサッと揚げれば旨みしっかり、骨まで旨い、唐揚げが完成。山育ちの大将、「釣りはガキの頃から」で、「遊んでいるうちに身に付いた」知識と技で山海の素朴な珍味を次々と繰り出す。

「今ある山菜はこれだけ」と片葉(カタハ)を茹で、塩昆布と和えて小鉢に。産直なんて次元を超えた、驚きの生息地直送だ。自然そのままの旨さを知る常連で、8席のカウンターは連日満席。「それ、芋焼酎のカメ。勝手に注いで」と大将に言われた通り、お代わりをすれば肩擦れ合う隣人が親し気に話しかけてくる。

ナスそうめん、片葉と塩昆布。金沢で水ブキとも呼ぶ山菜が片葉

チビ山女魚唐揚げ2人前。「とれたてやから旨い」と大将ニヤリ

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