並んでも食べたい京橋の洋食ランチを徹底解説

curated by
日紫喜 康一郎

海老フライ¥1,300(ライスとスープ付き)。ちょうどいいサイズが3本。そしてフライの下になみなみと注がれたタルタルソースが絶品過ぎる!

多忙なビジネスマンにとってランチタイムは、つかの間の休息の時間。自身の会社の近く、またはお得意先の会社の周りに、ランチの名店を見つけることは重要だ。そこで、ご参考までに紹介したいのが『レストラン サカキ』だ。

このお店の営業形態は変わっている。ランチタイムは洋食、ディナータイムはフレンチとなるのだ。夜だとちょっと敷居が高いが、、、昼間はコストパフォーマンスの高い洋食ランチを出してくれるので、ありがたい存在。

シェフの榊原氏は、名店で『北島亭』にて修業し、渡仏後、2003年より実家である『レストラン サカキ』4代目となった実力派ゆえ味は折り紙つき。

「もち豚のポークカツ」「黒毛和牛のビーフカレー」「目玉焼きつきハンバーグ」など、メニュー名を聞いただけでテンションが上がるラインナップの中で(本当にどれも甲乙をつけがたいぐらい美味しいのだが)、特にオススメしたいメニューが2つある。

たっぷりとしたタルタルソースの海に抱かれた海老フライ。卵、パセリまで確認できますが、色々な具材が複雑に絡まって、本当に旨い!こんなタルタルソースなら一杯いけそう!

まずは筆者の好みだが「海老フライ」をリコメンドしたい。毎朝、築地で食材を仕入れる同店らしく海老も程よいサイズ感ながら味は濃厚。衣も薄く、サックサクで食べやすい。

普段はソースをかけたいところだが、ここはたっぷりのタルタルソースで食す。付け合わせのポテトサラダも秀逸だし、キャベツもシャキシャキで旨みがある。それに合わせる特製ドレッシングは、タマネギとニンジンをすりおろして作るのだとか。

すべてが丁寧。奇をてらうのではなく、食材、工程、すべてにこだわりつくした結果、なのだろう。

2014年版ミシュランガイドで、コストパフォーマンスが高いお店に与えられる「ビブグルマン」を獲得したのも頷ける。

このキャベツ、おかわりできないのは悲しい限り。。。

開店直後の店内。ビジネスマン、OL、ご婦人、そして観光客でごった返す!それだけ人気なんですね。

ポークジンジャー¥1,300。ランチタイムの20食限定メニュー

そしてこちらの方が有名だが「もち豚のポークジンジャー」はその厚みがクセになる逸品。筆者が来訪した日は11時45分には20食が完売していた。11時30分が開店だから、、、その人気、お分かり頂けるだろう!

皿に堂々と横たわる主役の豚肉は、群馬産もち豚。シェフの榊原氏曰く「脂が甘くて旨い」ロース肉を、厚さ1センチあまり、重さにして200グラムはあろうかというボリュームで提供される!

とはいえ、そこはごはんのおかず。白飯にあうよう試行錯誤を重ねたタレは甘さを控え、キリッとした辛口タイプ。砂糖も少しは入っているものの、すりおろした玉ねぎをたっぷりと加え、自然な甘みなので、ライスがすすむ、すすむ。

ちなみに、よく定食屋で、ごはんが緩い、もしくはパサパサしていて、がっかりしたことは誰しもあると思うが、ここのライスは絶品。適度な歯ごたえのある炊きあがりで、本当に美味しい。

開店前30分の図。暑い日でしたが、、、皆さん待っておりますね。

超私見的に2大ランチメニューを紹介したが、百聞は一食にしかず。銀座、京橋、日本橋!あたりに立ち寄る機会があれば是非に行っていただきたい名店なんですよ。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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