編集・鮓谷の東京“コスパ”カレンダー Vol.5

【中毒スープ】東カレ編集部員が駆け込む、東京一旨い辛麺

curated by
鮓谷 裕美子

宮崎の『辛麺屋輪(からめんや りん) 宮崎店』で修業したという店主。武骨で味わい深いサムライのような彼に会うのも楽しみのひとつ。ランチメニューは【からめんとご飯 700円、からめんとだしめし 900円、からめんとねぎめし 900円、からめんと牛すじめし 900円、特製からめんとごはん 1000円】。25辛単品は900円

今日も編集部で朝を迎えちゃったな…という、完徹の午前中に頭に浮かぶのは、築地『からめんや えん』の辛麺。1辛から25辛までありますが、私は初訪問時から、”25辛”一筋。眠気がピークに達する朝9時を過ぎたころからそわそわしつつ、11:30のオープンに向けて仕事を片付け始めます。

辛麺は、宮崎県の延岡市で誕生したご当地グルメ。ニンニク、唐辛子のパンチ力あるダブルヘッダーに溶き卵が優しく包み込み、混然一体のスープとなって、こんにゃく麺とよばれるもっちもちの麺を引き立てます。それはもう、No Reasonコカコーラのような中毒性があるのです。

築地駅について築地本願寺を通り過ぎるあたりから、駆け足になり、徐々に足をもつれさせるように全力疾走で店に向かいます。息を切らせてたどり着き、25辛を注文すると、ほどなくして、このどっろどろの辛麺が到着。まずはスープをひと吸い、ふた吸い、さん吸い。強烈な旨みにじゅわっと噴出する唾液、その後に迫る濃い辛み。

ここの辛さはタイ料理的な“痛い”辛さではなく、“旨み”の強い辛さなので、スープはすべて飲めちゃいます。麺は蕎麦粉いりの冷麺、黒い弾力のある麺。この麺が絡んで、ああ、もう、恍惚です。

いつもはマナーとして箸を汚さないように気をつけていますが、もう、ここでは、いろんなものを飛び散らせながら、ダイソン並みの吸引力を発揮します

吸いこまれる麺、スープ、具、この三位一体のトリップ中です。汚い画で心苦しいのですが、あまりにも気持ちいいとき、超絶な感覚のときって、無意識に眉間にシワよるじゃないですか。それです。

間違いなく東京で一番旨い、辛麺です。息を切らせて駆けつけて、臨時休業だったとき、本気で泣きながら帰りましたからね。店主の佐多さんは、後日お詫びにビールを奢ってくれました。


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