編集長オーツキの 磨け、バカ舌! 学べ、オトナの遊び Vol.14

GWの穴場は東京の西にあり! 大人のビール工場見学

curated by
大槻 篤

今回は東京カレンダー編集部で工場取材に。醸造家さんから直接説明を受けられるという特別待遇でした。ありがとうございます。

GWまっただ中、皆さんはどこでリフレッシュしていますか? え、どこ行っても混雑で出かけたくない? そんな穴場狙いの向きにお勧めしたいのが「サントリー武蔵野ビール工場」の工場見学です。

この武蔵野工場。サントリーのビールの中でも花形選手である、「ザ・プレミアム・モルツ」を中心に、10万トンの生産能力があるという、とんでもないマンモス工場。工場見学なんて小学生以来。理研のわかめスープが出来るまで以来の興奮がそこにあります。

こちらが仕込み釜と、煮沸釜。とにかくでかい!

予約をしてから伺うのがベストですが、当日予約なしでも空きがあれば入れちゃったりするそうです。思い立ったら、連絡してみるのも手です。

そもそもいま普通に飲んでいる「プレモル」ですが、この武蔵野ビール工場が発祥の地。その昔は、地元にしか流通していなかった限定品だったそうですが、あまりにも評判がたって通常商品として発売されたそうです。知らなかった。

で、さっそく工場へ潜入。仕込み釜、煮沸釜、沈殿槽など、ステンレス製の超大型な釜は見応えあり。その昔は銅製だったらしいのですが、ステンレスの成形技術向上で、すべてステンレスになったそう。なんだかガンダムっぽくて、かっこいい。

仕込み釜の覗き窓から、実際に麦汁が仕込まれているさまを見ることができる。

麦芽が発酵し、えもゆえぬ豊穣な香りがあたりを包みますが、ビールの香りにはまだ遠い状態。どちらかというと、釜の仕込みの熱気で、ビールが飲みたくなります。

ステンレス製の釜は、すべて特注の品。美しく筋目が入った表面は、思わず触りたくなるが、禁止です。…誰かの手型がくっきりと。

美味そうな香りが鼻孔をくすぐり過ぎ、なぜか鼻がズルズル。鼻をつまみながら取材をすることに。

専用のグラスでゴキュっと一杯。昼から飲むには贅沢すぎる美味しさ。なんでもこのマスターズ・ドリームは、ツマミなしでも美味しく飲めるように開発したというから大変。当然、2杯いっちゃいました。

で、ひととおりお勉強終了。その後は、試飲です。「マスターズ・ドリーム」の生をゴッキュン! お勉強したあとだけに、その美味さの秘密がアタマにリフレイン。理解した上でビールを飲むと、また味が変わるから不思議です。
ビールがさらに好きになる、大人の工場見学、GWにぜひ!

こちらがマスターズ・ドリームに使用される、ダイヤモンド麦芽。一粒かじると、工場内の香りがぷーんと。意外や甘くて美味しい…。

詳しくはこちら
http://www.suntory.co.jp/factory/musashino/

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