小宮山雄飛の“英世”なる食卓 Vol.6

カレー屋バーのカレー番長による、カレーラバーの為のカレー

curated by
小宮山 雄飛

2軒目に雄飛さんに案内されたのは、神田の奥まった路地に潜む、隠れ家的カレー屋バー。カレー番長らしい流石のセレクトに、胸が躍りつつ扉を開けると、ベストとオールバックのヘアスタイルが似合うマスターがお出迎え。

バーだけど、こだわりが詰まったレベルの高いカレーがランチで楽しめる穴場。分かりづらい奥まった場所は、知る人ぞ知る隠れ家のようで、味のある外観や雰囲気もいい。

「何よりマニアックな会話が弾む、ご主人とのカレートークが楽しくて」と語る雄飛さん。撮影中もご主人との楽しげなカレー談義が止まらない。

幼少の頃からカレーが好きなご主人は、1日1軒、週末は4軒のカレー屋を巡る時もあり、年間300軒ほどリサーチを重ねた強者だ。いまでも研究を欠かさない、カレーへの情熱
はストイックそのもの。カレースタンドのようなアナログで迫力のあるものを目指す。

「ランチはそれぞれ異なるルーから作る、欧風、インド風、ドライカレー、キーマの4種類。個性の違うバランスのよいカレーに魅了され、病みつきです。ゆっくり1階のカウンターで食べますが、2階席では1,000円で各種トッピングができるバイキングなのも面白い。夜は、飲んだ〆に小さいカレーや、ワンスプーンなんてわがままも」

昼にバーカウンターで、しっぽり食べるカレーも悪くない。

■プロフィール
こみやま ゆうひ 1973 年、東京生まれ原宿育ち。ホフディランのVo & Key。ミュージシャン活動に留まらず、空間プローデュースや連載も多数。幼少から培った絶対舌感を持つ、グルメ番長。食の情報番組CS「小宮山雄飛のTHE FOODIES」好評オンエア中。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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