女優・マイコが選ぶ「ここが私の行きつけレストラン」４選

『おんがねどんどんじゅ』

赤坂

「無性に韓国料理が食べたいっ！　という気分になったらこちらのお店に足が向きますね」

そう微笑むマイコさんのお気に入りの一軒は、『おんがねどんどんじゅ』。韓国料理店の激戦区である赤坂エリアのなかでも、人気の高い一軒である。

その理由のひとつに、オーナーシェフ金順子さんの存在がある。レシピ本も出版されている釜山出身のオモニで、いうなれば日本における韓国伝統芸能の大御所。身体思いのやさしい料理を求め、多くのファンが訪れる。

「蒸し豚」は、韓国に昔から伝わる料理を、金さんがアレンジしたオリジナルメニュー。主役の豚肉は、ブロックのままいくつもの野菜やニンニク、生姜、あわせ味噌、酒などとじっくりと煮込んだ、旨さが浸み込んだ味わい。

それを厚くカットし、温めたキャベツにキムチと一緒に包んでいただく。あみの塩辛と味噌を添えれば、また違った味わいにかわり、いくらでも食べられそうだ。

「お野菜がいっぱいとれるので、こちらにうかがうといつも元気になって帰れます。素材ごとに味付けを変えている『ナムルの盛り合わせ』もぜひ味わっていただきたい逸品です。そして、なによりオモニの笑顔が大好き！」

「ただいま」と扉を開けたくなるような、アットホームな一軒に、誰もが癒されるだろう。

『クリオーゾ』

南青山

「『クリオーゾ』は、オシャレをして、大人っぽい気分で出かけたくなる素敵なイタリアンです」

広尾駅からすぐの便利なアクセスだが、階段を下った地下に広がる店内には、ゆったりとした時間が流れる。食事の時間帯にコース料理を満喫するもよし、少し遅い時間に訪れてアラカルトとワインで過ごすもよしと知っていると重宝するレストランだ。

「実は私、トマトが苦手なのですが、こちらのお料理ならペロリといただけちゃうんです。お野菜は大好きなので普段からたくさんいただきますが、こちらに来るとあらためてそのおいしさに感動させられてしまいます」

マイコさんがそう語る通り、野菜料理のおいしさに定評がある。たとえば、「生ウニと宮崎トマトのかきたまご」は、口当たりのやさしいトマトが爽やかなフルーツのような印象。卵の火入れ加減もさすがのひと言だ。

いまの季節のイチオシは、「春野菜とペコリーノチーズのカチョエペペ フェデリーニ」。パスタを覆ってしまうほどの鮮やかなグリーンの野菜と真っ白なチーズは、アートな盛り付けにも目を奪われてしまう。

「たっぷりとおいしいお野菜料理を食べると、またお仕事頑張ろうって自然と思えます。私にとって『クリオーゾ』は、“ごほうびレストラン”ですね」

■プロフィール
まいこ　1985年、シアトル生まれ。2006年資生堂広告でデビュー後、2008年草彅剛主演映画『山のあなた～徳市の恋』でヒロイン役に抜擢されデビュー。その後大河ドラマ『龍馬伝』や連続テレビ小説『おひさま』などの話題作に立て続けに出演。CMや舞台、モデルなどにも活躍の場を広げる、今注目の旬女優。

■衣装クレジット
ワンピース¥267,000〈アンドレア インコントリ／サン・フレール TEL：03-3265-0251〉