カレーは、オトナの食べ物です。 Vol.5

東カレ編集部員が勝手にランキング!東京カレーベスト3

curated by
船山 壮太

カレーの名店、数ある中で、本当に美味しいカレーとは?東京カレンダー編集部員が、食べた数あるカレーの中で、勝手にランキング!ベスト3を発表します。

ツインカレー。好きなカレーを好みで組み合わせる。カレーの種類は時期によって変わる

『京橋屋カレー』ツインカレー

京橋

「小麦粉を使わない。最初にそう謳っちゃったから」。笑う店主は徹底している。

スパイスや塩、野菜や米はもちろんカレーによっては水にまでこだわり、自身が理想とするカレーを追い求めている。現在は3種用意するが、これまで考案し、すでに終了のカレーも多数。新しい味に貪欲で今日も良い意味で期待を裏切ろうと思案を重ねる。

何度訪れても新たな味の発見ができるのも、通いたくなる要素だ。

カレーは、瑞々しく色鮮やかなサラダとコーヒー付きで¥10,800。隠れた名物である4種類の“薬味タワー”も恭しく登場

『資生堂パーラー 銀座本店』伊勢海老と鮑のカレー

銀座

遡ること12年前。「東京銀座資生堂ビル」のリニューアルオープンを記念し『資生堂パーラー』の目玉メニューとして考案されたのが、この、伊勢海老と鮑が主役のカレーだ。

カレーが1万円以上、と聞けばまずは驚くが、この堂々たる盛り付けを見れば、合点が行くはず。実際のところ、今では一カ月に約100食注文が入る人気の料理として定着。実は、一時期品書きから外したこともあったが、問い合わせが多く、復活を果たしたという。

単に伊勢海老と鮑をトッピングしただけではなく、当然ながらベースにも伊勢海老のエキスをプラスし、このカレー専用のルウに仕上げている。じわりと口の中に広がる海の恵みの旨み。そして、堂々とした佇まいの伊勢海老と鮑は、産地は決めずにその日に入る良いものを厳選。

なんとも豊かな気持ちになるご馳走カレー!

辛来飯(蒲田)¥800、コーヒー¥400~

『銀座 ニューキャッスル』辛来飯(カライライス)

銀座

世に名物カレーは数多あれど、この店の“辛来飯(カライライス)”ほど、たくさんの人に愛されてきた名物はほかにないのかもしれない。

品川(その手前)、大井(多い)、大森(大盛り)、蒲田(その先)。盛りの度合いを、京浜東北線の駅名でなぞる品書きにプラス、3代目が新たに、玉子がダブルで特盛りの「川崎」を新設した。レシピは無論、まったく同じだ。

元になるペーストにはクコも入っていて、野菜など使用食材はすべて国産。肉は使わず豚骨から取った出汁で作る。実は健康と美容に向く。皆から愛された名店の味、どうぞご賞味あれ。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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