小宮山雄飛の“英世”なる食卓 Vol.4

1,000円ポッキリ!上海仕込みの水餃子と二度美味しい麺

自社工場が美味しさの秘訣。1,000円で本格中華も夢じゃなかった!

curated by
小宮山 雄飛

「本場さながらの水餃子がとにかく美味しい」と雄飛さんに連れてこられた先は、ご夫婦が営む本格的な家庭料理が魅力の中華店。雄飛さんが通うきっかけは?

「近くの耳鼻科のあと、ふとランチで立ち寄ったのが最初。麺も餃子もレベルが高くてすぐ虜に。複雑な辛さがたまらない麺をまず堪能し、スープを飲んで味わったあと、麺にスープをかけるんです。そうすると辛さが和らぎジャージャー麺のような担担麺のような味に変化して、2度美味しい感動があります。水餃子も本格的な肉厚な皮、溢れ出る肉汁に病みつきで。化学調味料を一切使ってないのもいいし、にんにく、ニラ不使用なので、打ち合わせ前でも安心」と美味しさを語る雄飛さん。

快活なトークが止まらないご主人は、履物屋を経て43歳で鮨屋の大将に転身。その後、上海出身の奥さま(顔出しNG)と餃子をメインにした店を開業、1日20キロの餃子の餡を仕込む餃子工場を設立し15年経つ。

水餃子は米がない上海の北部がルーツ。古来中国では主食とされ、おめでたい日のご馳走だった。お金の形をした水餃子は〝福を食べる〟の意があり、縁起もいいとか。

「ここの水餃子の食べ方も面白い。小皿に入れた酢にまず付け、お鮨のわさびのように自家製豆板醤を水餃子に少しのせて食べるんです」

ほかでは味わえない上海の家庭の味に、都会の片隅で出合える。

■プロフィール
こみやま ゆうひ 1973 年、東京生まれ原宿育ち。ホフディランのVo & Key。ミュージシャン活動に留まらず、空間プローデュースや連載も多数。幼少から培った絶対舌感を持つ、グルメ番長。食の情報番組CS「小宮山雄飛のTHE FOODIES」好評オンエア中。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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