横浜で本当に旨い老舗5選!ナポリタンから鰻・ハンバーグなど大人を虜にする名店

港町の風情ただよう横浜で、東京と変わらぬムードの店を選ぶのは無粋。

独自の食文化を築いてきた横浜で、真に格好いいとされるのは流行りではなく「本当に旨い老舗」を知る知的な大人だ。

どこか温もりを感じる空間で、実直で確かな味を前にして、大切なあの人は、紡がれる歴史と小粋な店選びに心つかまれる。

今回は、洋食からディープな名物まで、多国籍な文化が息づく「港町・横浜の名店」5店をご紹介します。

◆

東京カレンダーアプリ(iOSの方・Androidの方)なら、発売中の月刊誌最新号の電子書籍がどこよりもお得に購入いただけます!また、この記事から1クリックで、レストラン予約サイト「グルカレ by 東京カレンダー」へ。すぐに店の予約ができます!

1.注文は「チートとパタン」。唯一無二の名物に出合う
『第一亭』

日ノ出町『第一亭』の外観

店は日ノ出町駅から徒歩2分のディープエリアに。オープン前から店前に行列ができることも多い


横浜にはいろいろな“顔”があるのだと、待ち合わせの日ノ出町駅を降りてふと思う。軒を連ねる小体でレトロな酒場が、実にディープな雰囲気を漂わせている。

そんな“予定調和じゃない面白さ”に好奇心を駆られつつ目当ての『第一亭』へ向かうと、開店10分前だというのに行列ができていた。

列の後方から「こっち、こっち」と彼が手招きをする。

ニンニクの“共犯者”になれば、ふたりの親密度もマシマシに

日ノ出町『第一亭』の内観

2代目の桜田冨美枝さん。店名の由来をたずねると「初代はなんでも一番が好きだったので」と笑顔を見せる。営業中はそばを茹でたり、餃子を焼いたりと休むことなく手を動かす


カウンター席にふたりで腰を落ち着けて、まずはビールで乾杯。

日ノ出町『第一亭』の「パタン」

「パタン」¥750。茹でた麺を冷たい水で締め、風味づけに秘伝のタレとごま油、3個分のニンニクを使用


手慣れた様子で注文をする彼の口からは「チート」や「パタン」という耳慣れない言葉が。

まもなくして運ばれてきた麺をすすると、ゴマ油とニンニクの香りが口いっぱいに広がる。「これ、最高!」と顔を上げると、「通称、野毛のペペロンチーノ」と笑う彼。

日ノ出町『第一亭』の「チート」

「チート」¥750。豚のガツを生姜で炒めたもの


「チート」というガツの生姜炒めもヤミツキになる味で、初めての体験に終始胸が高鳴った。

「最後にもう1軒」とタクシーで向かった『SCARAB THE BAR』は、大人好みの隠れ家バー。活気ある『第一亭』のあと、レコードが流れるこのカウンターでは、沈黙すら心地良く、余韻に浸るには最高の場所だった。

■店舗概要
店名:第一亭
住所:横浜市中区日ノ出町1-20
TEL:045-231-6137
営業時間:11:00~13:30/16:30~21:00
定休日:月曜、火曜
席数:カウンター6席、テーブル10席、小上がり16席

2.ケチャップナポリタンを生んだ野毛の名店
『センターグリル』

桜木町『センターグリル』の内観

無邪気なふたりに戻れる、頬が落ちるナポリタンがある


1946年創業、野毛で長く愛される洋食店『センターグリル』。レトロな店内には、懐かしい空気が漂う。

桜木町『センターグリル』の「スパゲッティナポリタン」


名物の「スパゲッティナポリタン」(¥980)は「ホテルニューグランド」の初代料理長の助言から生まれ、ケチャップで炒めるナポリタンの発祥とされるひと皿だ。

もっちりとした太めの麺にハムやマッシュルーム、玉ねぎ、ピーマンを合わせる昔ながらのシンプルな味付けで世代を超えて愛されるのも納得。

桜木町『センターグリル』の「クリームソーダ」


食後に「クリームソーダ」(¥750)を飲めば古き良き洋食店の魅力を存分に味わえる。

桜木町『センターグリル』の外観


■店舗概要
店名:センターグリル
住所:横浜市中区花咲町1-9
TEL:045-241-7327
営業時間:11:00~LO19:30
定休日:月曜、第1・3火曜
席数:テーブル96席

3.明治創業、ハマっ子に愛され続ける鰻店
『割烹蒲焼 わかな』

関内『割烹蒲焼 わかな』の外観

長年守られてきた鰻丼の味を、ふたりで堪能できる嬉しさがある


1872年創業、横浜で150年以上続く鰻の老舗『割烹蒲焼 わかな』。暖簾をくぐれば店内には香ばしい匂いが漂い、食欲をそそる。

関内『割烹蒲焼 わかな』の「口がわり」


才巻エビの唐揚げやヤングコーンの天ぷらなど季節の「口がわり」(¥1,900)を楽しんだあと、愛知・一色産の鰻を使った「鰻丼」(¥4,200)を。

関内『割烹蒲焼 わかな』の「鰻丼」


ふっくら柔らかに焼き上げた身に絡む、創業時から継ぎ足すタレは甘さ控えめで醤油のキレも心地いい。

関内『割烹蒲焼 わかな』の木札


会計時に用いる昔ながらの木札も、この店ならでは。料理から店の風情まで、重みのある歴史を感じさせる老舗だ。

■店舗概要
店名:割烹蒲焼 わかな
住所:横浜市中区港町5-20
TEL:045-681-1404
営業時間:11:00~LO20:30
席数:テーブル74席、個室6(2~40名まで対応可能)

4.横浜最古の歴史を紡ぐ本格スペイン料理店
『カサ・デ・フジモリ』

日本大通り『カサ・デ・フジモリ』の外観

パエリアを分け合い、ラテンの空気も相まって距離が縮まる


1970年創業、横浜のスペイン料理の草分け的存在『カサ・デ・フジモリ』。親子3代で通うゲストもいる店だ。

日本大通り『カサ・デ・フジモリ』の内観


スペインで買いつけた調度品に囲まれた店内はまるで現地のバルにいるような異国情緒が漂う。

日本大通り『カサ・デ・フジモリ』の「パエージャ バレンシアナ ミックスタ」


名物「パエージャ バレンシアナ ミックスタ」(¥5,300/2人前)は、大きなエビやムール貝が豪快にオン。

魚介や香味野菜を6時間かけてじっくり煮出した出汁で炊く米は旨みがたっぷり。

日本大通り『カサ・デ・フジモリ』で提供しているワイン


スペインワインはボトル¥3,980~で、本場さながらに気取らず賑やかなひとときを楽しめる。

■店舗概要
店名:カサ・デ・フジモリ
住所:横浜市中区相生町2-41 1F
TEL:045-662-9474
営業時間:11:00~LO21:30(土12:00~、日祝12:00~LO21:00)
定休日:年末年始
席数:テーブル51席

5.貝殻鉄板の絶品ハンバーグが名物の洋食店
『洋食キムラ 野毛店』

桜木町『洋食キムラ 野毛店』の「ハンバーグ」

口の中でとろける肉汁とともに、心も甘くほどけていく


1938年創業の『洋食キムラ 野毛店』の名物は、「ハンバーグ」。牛7:豚3の合い挽きを2度挽きすることで驚くほど柔らかく、梅酒を隠し味にしたデミグラスもまろやか。

セットはサラダとパンか白米が付いて¥2,010。

桜木町『洋食キムラ 野毛店』のナプキン


「カニクリームコロッケ」や「鯛のマリネ」など、多彩な料理を楽しめる「おすすめセット」(¥4,760)には、シャツ形に折られたナプキンが登場し、写真に収めたくなるほど愛らしい。

常連客が描いた絵画が飾られている店内も温かい雰囲気で、何度も足を運びたくなる。

桜木町『洋食キムラ 野毛店』の外観


■店舗概要
店名:洋食キムラ 野毛店
住所:横浜市中区野毛町1-3
TEL:045-231-8706
営業時間:11:30~LO14:00/17:00~LO20:00(土11:30~LO20:00、日祝11:30~LO19:30)
定休日:月曜、火曜
席数:テーブル34席

▶このほか:横浜・野毛のツウが通う!奥野毛と裏野毛のおしゃれ居酒屋&ワイン酒場7選

東京カレンダー2026年11月号

さらに詳しく知りたい方は「週末、横浜へ」を今すぐ手に入れよう!

『東京カレンダー』2026年11月号は「週末、横浜へ」。この秋、ドラマを期待するなら、東京からわずか30分の非日常へ。

月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。

買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入がお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから

最新号も過去号(約10年分)も、東カレアプリ内のコインで購入するのが一番お得です!(通常版のみ)
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。

東京カレンダー2026年12月号

月刊誌最新号「東京レストラン 新・勢力図」はこちらから!

今月の『東京カレンダー』は「東京レストラン 新・勢力図」。25年のレストラン史と最新の潮流をまとめた集大成!

月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。

買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入がお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから

最新号も過去号(約10年分)も、東カレアプリ内のコインで購入するのが一番お得です!(通常版のみ)
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。