広尾の勝負デートで外さない名店4選。本物を知る大人を魅了する上質ディナー

広尾ならではの上品な空気感は保ちつつ、個性とセンスが交差する店へスマートにエスコートすれば、高揚感に満ちた彼女の瞳は美しく煌めきだす。

経験豊富な大人の心を震わす体験がここにある。

◆

東京カレンダーアプリ(iOSの方・Androidの方)なら、発売中の月刊誌最新号の電子書籍がどこよりもお得に購入いただけます!また、この記事から1クリックで、レストラン予約サイト「グルカレ by 東京カレンダー」へ。すぐに店の予約ができます!

1.広尾を代表するシェフの“本物しかない”洗練の一軒
『ア・ニュ Shohei Shimono』

広尾『ア・ニュ Shohei Shimono』の内観

幅6m×奥行1m超の広々としたカウンターは、目の前で調理されるライブ感を存分に味わえる特等席。開店して丸10年のタイミングでこのオープンキッチンにリニューアルし、さらに人気を高めた


イノベーティブでも不思議とギラギラしない、このバランスにくすぐられる


上品さで群を抜き、大人に愛される美食が集まる広尾は革新的なレストランも多いが、高級食材も多く扱う『ア・ニュ Shohei Shimono』のイノベーティブは別格。

漂う空気も上質で広尾らしさを実感する。

◆

広いカウンターに毛ガニ、黒トリュフと高級食材が並んでいる。

確かな技術と高級食材の相性の良さたるや!

広尾『ア・ニュ Shohei Shimono』で取り扱っている食材

ブータン産松茸や北海道産毛ガニをはじめ、旬の素材をカウンターで提示しつつ調理するのがこの店のスタイル。色鮮やかな野菜は契約する長野の「大島農園」から。ほかにも和牛や海鮮など「ウチは多くが産直」と下野さん


松茸はオーナーシェフの下野昌平さんが「昨今は国産と比べて遜色なく、特に香りが素晴らしい」と推すブータン産。

すでに心地良い芳香が周囲に漂っている。

広尾『ア・ニュ Shohei Shimono』の「松茸とハマグリ 枝豆のリゾット」

生の松茸スライスがたっぷり乗った「松茸とハマグリ 枝豆のリゾット」は貝の旨みも感じられ、自家製トリュフオイルも香る


屋号に“素のまま”を意味するフランス語「ア・ニュ」を掲げて17年。ずっと素材ありきの料理で勝負してきた。

そのため生産者と密に繋がるのは当然。野菜の多くは長野の「大島農園」から。夏の黒トリュフならオーストラリアから。

日本だけでなく、世界も選択肢に入れ、秀逸な素材を集めてきた。

広尾『ア・ニュ Shohei Shimono』の「穴子とキャビア ズッキーニわさび」


「ラリック」のガラス皿も美しい「穴子とキャビア ズッキーニわさび」。

白焼きの脂と野菜のすがすがしさ、魚卵の塩気が響き合う。

広尾『ア・ニュ Shohei Shimono』の「石垣牛のステーキ フォアグラのせ 黒トリュフ」

「石垣牛のステーキ フォアグラのせ 黒トリュフ」のように古典フレンチが登場することも。ペリグーソースが芳醇ないわゆるロッシーニでワインが進む。料理はすべてコース¥31,900~(サ別)。前菜とメインは10品から好みで選ぶ。ランチはおまかせ¥7,150


調理も同様でフレンチの枠に収まらない多様な技法を駆使し、唯一無二の世界観を創り出す。

その独創性に魅了された食通は多く、席の確保は難しかったが、今夏よりスーシェフである簑原祐一さんが腕を振るうランチコースが始まったのは朗報。

8席限定だが、まだ予約も取りやすいとのこと。

この地で17年の実力が誇る、400種のワインリスト

広尾『ア・ニュ Shohei Shimono』で提供しているワイン


フレンチレストランらしくワインで約300種、シャンパンだけでも100種もそろい、さすがのラインナップを誇る。

ロシア皇帝が愛したルイ・ロデレールの「クリスタル」や、世界各国の王室などVIPに愛されるシャルル・エドシックの「ブリュット レゼルヴ」など、由緒ある著名銘柄は当然そろうほか、ブドウ生産から一貫して自社で行うRMであるマルセル・モワノーの「イコン グラン クリュ シュイィ」といった希少性の高いボトルまで網羅。

「最初から最後まで泡という方もいらっしゃいます」と、ソムリエの波多野博輝さん。ボトル¥15,000~。

広尾『ア・ニュ Shohei Shimono』の外観

商店街に面するが少し奥まったところにエントランスがあり、隠れ家的な雰囲気が漂う。創業は2009年で、広尾では古参に属する


まずは豪勢な昼餉で訪れ、同店の魅力に触れるのも一興だろう。


シェフに聞いた、広尾の憩いの場

広尾『ア・ニュ Shohei Shimono』の下野昌平シェフ


閉店後は遅くまで営業するレストランやスナックに行きますが、『ヨシダハウス』は行きつけのひとつ。

テリーヌやラタトゥイユが好きで店主のキャラに癒やされます。

ア・ニュ Shohei Shimono(広尾) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

2.ネパール餃子のコースという、ツウなチョイスがたまらない
『MOMO Stand Tokyo』

広尾『MOMO Stand Tokyo』の外観

広尾散歩通りにひっそり佇む。この夜は笑顔も素敵なシェフのシリさんがお出迎え。サウジアラビアやクウェートで要人の専属料理人を務めた経験もあり、腕前は確かだ


「モモって何!?」から始まる広尾発・ネパール行きの美食トリップがある


大使館が多く、レストランも国際色豊かな広尾だが、その中でも、この店はかなりの個性派。

『MOMO Stand Tokyo』はネパール料理専門というだけでなく、モモという現地の餃子を主役に据えている。

◆

モモはチベット発祥の郷土料理で餃子のようなもの。それをこの店ではすべて独自レシピによって新感覚なひと皿に昇華しており、定番だけで9種もある。

ネパール人シェフのシリさん、マネージャーのサロズさんと一緒にカウンターに立つソムリエの齋藤幸太さんは「彼らが作ってくれたモモを食べて感激し出店を決意しました」と言う。

餃子とナチュールが、女子ウケの王道だったりする

広尾『MOMO Stand Tokyo』の「ベジMOMO」とアルゼンチンの白

ホウレンソウ生地の「ベジMOMO」はアルゼンチンの白で。酸のキレでソースを流す


自家製の皮はタピオカ入りのモチモチ食感。モモは中の餡をいろいろ変えられて、添えるソースも工夫すればバリエーションは無限だ。

どんな味か想像するだけで楽しく、口にしてその新しさに驚くのも愉快。おのずと食事する相手と会話が弾む。

合わせるお酒はナチュラルワインが中心で、フレンチのグランメゾンで支配人も務めた齋藤さんにペアリングを任せれば間違いない。

広尾『MOMO Stand Tokyo』の「季節のデザートMOMO」とネパール特産ラム「ククリ」のロック


「季節のデザートMOMO」はモモコース+¥500で今日はバナナ。仕上げのソースにも使うネパール特産ラム「ククリ」のロックと。

広尾『MOMO Stand Tokyo』の「チキンMOMO」と南仏のオレンジワイン


生姜が効いた「チキンMOMO」には南仏のオレンジワイン。柑橘の風味が相性抜群。

広尾『MOMO Stand Tokyo』の「ポークMOMO」とロゼ

「ポークMOMO」には濃いめのロゼを。アセロラや梅のニュアンスがある伊マルケ産が合う。モモコース¥3,300、ペアリング(80ml)7杯¥5,500


素朴な郷土料理をここまで洗練させるセンスが広尾らしく、この街のインターナショナルな空気も相まって小旅行に来た気分になれる。


ソムリエに聞いた、広尾の憩いの場

広尾『MOMO Stand Tokyo』の齋藤幸太氏


月に1度は湯船につかりに行く『廣尾湯』は和やかな空気で、限定モモのアイデアや新規イベントのことなどを考えるときにいいんです。

風呂上がりのコーヒー牛乳はマストです。

MOMO Stand Tokyo(広尾) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

3.コリアンデートの最高峰!ここが嫌いな女性はいない
『HASUO』

広尾『HASUO』の外観

店は、広尾散歩通りの裏路地に潜む。李さんは2代目シェフで店を継ぎ4年になる


どこに連れていかれるの?そんな立地の不安が、艶やかな料理で感動に変わる


なじみの韓国料理も、広尾という上質な街の色に染まれば、ここまで美しく洗練される。その事実を雄弁に物語るレストランが『HASUO』だ。

オーナーシェフの卓越したセンスに魅了される。

広尾『HASUO』のパンチャン

定番の自家製白菜キムチや黒ゴマ風味の豆もやしナムル、大根スッチェのほか、この時季は夏野菜を使ったグリル、ナス韓国風焼きびたしなどが並ぶ。鍮器という伝統皿も美しい


韓国の食文化を語る上で欠かせないお惣菜=パンチャンは嘆息するほどの美しさ。目当てに通う常連も多く、旬の野菜を緻密に仕込んだ一品など、常時16種がそろう。

オーナーシェフの李 廷峻さんは誇るべき母国の家庭や郷土の味を「本場の美味しさはきちんと表現した上で」華麗な料理に進化させる達人。

10年ほど前に来日して以来、日本で採れる優れた食材の数々に惚れ、いまのスタイルを築き上げた。

美しき美味はシャンパンマッコリで完成する

広尾『HASUO』の「カンジャンケジャン」

韓国でご飯泥棒の異名を持つ「カンジャンケジャン」はそれにならい、ご飯と韓国海苔、自家焙煎黒ゴマ油と提供。写真はエビつきの2人前


スペシャリテのひとつが「カンジャンケジャン」。

本来は数日しっかり漬け込んで味を含ませるが、鮮度抜群の国産ワタリガニの滋味深さを活かすべく、漬け込みは数時間に短縮。

その分、下処理を丁寧に施し、タレの調合でも研究を重ね、旨みとコク、香りがバランスよく調和した絶妙な美味しさを生み出した。

広尾『HASUO』の「黒毛和牛ヤンニョムカルビ」

4日ほどタレに漬ける「黒毛和牛ヤンニョムカルビ」は骨つきを客席でフランベするプレゼンも。美しい野菜はビーツ色の大根マリネ、西洋ゴボウのコチュジャン煮など。料理はすべて「極選コース」¥14,300~


韓国料理らしく骨つきカルビも登場するが、10品目以上の季節野菜が添えられておりヘルシー。

広尾『HASUO』の「ボクスンドガ」

天然の泡が特徴で“シャンパンマッコリ”と呼ばれる「ボクスンドガ」(¥5,390)は、上品な味と相性抜群


ただでさえ女性が喜ぶ韓国料理でありながら、これ以上ない上質さで魅了する。


シェフに聞いた、広尾の憩いの場

広尾『HASUO』の李 廷峻シェフ


出回る野菜で季節を感じられる、青果店『びっくり屋 広尾店』が私の憩いの場。

週に1、2回は行っているかもしれません。急に思い立って仕入れに行くこともあり重宝しています。

HASUO(広尾) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

4.肉の名手渾身の重厚な肉割烹も肩肘張らないのが広尾流
『肉幸』

広尾『肉幸』の外観

広尾の商店街によくなじむ、落ち着いた外観は肉割烹のギラついたイメージとは無縁。『肉幸』の文字をかたどったロゴマークが洒落ていて、夜毎に開かれる宴に期待は高まる


漏れ出る灯りの温もりはビストロのそれに見えるのに、まさかの高級肉割烹!


肉割烹が人気だが、広尾にはほかの街と際立って異なる上質な一軒がある。

先付けから〆まで、徹底して和牛料理にこだわり、味わいも繊細で上品。街の品格を体現している。

いい肉を純粋に楽しむという実直さがある

広尾『肉幸』の調理風景

料理によって炭火のほか、オーブン、ソテーパンなど、さまざまな火入れを巧みに操る


『肉幸』の肉は、匠の生産者が血統と月齢にこだわり育てた和牛のみを使用。

年間出荷頭数わずか200頭ほどの川岸牧場の神戸ビーフなど、質の高さで頂点を極める超希少な肉がそろう。

広尾『肉幸』の「ハンバーグ」

肉100%の「ハンバーグ」は家庭料理のようなホッとする味わい。ソースは、甘みが強い栃木「おか農園」のトマトを使用


「ウチは最高峰の食材しか扱いません」と断言するオーナーの内田雅之さんは五反田『ミート矢澤』を立ち上げた仕掛け人で肉のエキスパート。

料理長も系列の白金高輪『今福』の立ち上げ時から参画する元同僚で、前職から続く強力タッグで和食ベースの肉料理を次々繰り出してくる。

広尾『肉幸』の「ステーキ」

スペシャリテの「ステーキ」はハラミがお約束。独自の手法で1時間半かけてじっくり焼き上げる。歯応えと強い旨みは感動必至。和出汁が香るオニオンソースもいい


味の要は5年熟成の天然利尻昆布と鹿児島・枕崎の本枯節で引く出汁。旨みは繊細で香り高く、肉の上品な美味しさを際立たせている。

広尾『肉幸』の「極上和牛のお寿司×無添加熟成 N25 キャビア」

「極上和牛のお寿司×無添加熟成 N25 キャビア」は、丁寧に叩いた肉のコクと魚卵の塩気、海苔の香りが見事に一体化。料理はすべて、おまかせコース¥27,500~


肉割烹にありがちな高級海鮮がほぼ登場しないのも内田さんのポリシー。主役はやはり肉なのだと思い知らされる。

品数は12品と多いが食後感は軽やか。

広尾『肉幸』で提供しているワイン

ワインは約100種用意。リストアップされたボトルはフランスが多く、特に「グラン・エシェゾー」や「ミュジニー」をはじめ、ブルゴーニュのコート・ド・ニュイで産する上質な赤をそろえている。そのほか「ハンドレッド・エーカー」など、ナパのカルトワインも仕入れる。リスト未掲載ながらナチュラルワインも少数精鋭で用意し、あらゆる好みに対応している。グラス¥2,200~、ボトル¥11,000~


合わせるワインも実家が老舗酒販店の内田さんセレクトだから間違いなく、極上の肉割烹の神髄を堪能して心まで満たされるはずだ。


オーナーに聞いた、広尾の憩いの場

広尾『肉幸』の内田雅之氏


お客さまと二次会でよく行くのが『スナック すいか』。

のどかな空気感で気に入っています。ここでは歌わず、もっぱらウイスキー。肴はゲストとの会話です。

肉幸(広尾) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

▶このほか:【広尾の路地裏グルメ】ヌードルやカレーなど、大人がワクワクする「穴場の名店」8選

東京カレンダー2026年10月号

さらに詳しく知りたい方は「ふたりで行くなら、大人の広尾」を今すぐ手に入れよう!

『東京カレンダー』2026年10月号は「ふたりで行くなら、大人の広尾」。スモールラグジュアリーなこの街は、東京の密かなオアシスだ!

月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。

買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入がお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから

最新号も過去号(約10年分)も、東カレアプリ内のコインで購入するのが一番お得です!(通常版のみ)
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。

東京カレンダー2026年11月号

月刊誌最新号「週末、横浜へ」はこちらから!

今月の『東京カレンダー』は「週末、横浜へ」。この秋、ドラマを期待するなら、東京からわずか30分の非日常へ。

月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。

買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入がお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから

最新号も過去号(約10年分)も、東カレアプリ内のコインで購入するのが一番お得です!(通常版のみ)
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。