ふたりで行くなら、大人の広尾 Vol.1

【広尾】夜デートにぴったりな隠れ家ディナー2選!大人が通う絶品ビストロ&イタリアン

洗練と洒脱が交差する街、広尾。

連日満席の店には、会話を自然と弾ませる賑やかさと、ゆっくりと夜を過ごしたいカップルや美女同士の世界観を守る落ち着きが共存する。

騒がしいだけの店では興が削がれ、静寂すぎる店では肩が凝る。

その間のちょうどいいバランスが相手との距離を縮めてくれるから、広尾の人気店は、大人のデートの舞台としてもこの上ない。



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1.明治通り沿いなのに、圧倒的なお忍び度を誇る一軒家ビストロがある
『ヨシダハウス』

広尾『ヨシダハウス』の外観

この一軒家は元は町中華。高齢で店をたたむ店主の元へ、吉田さんが営業中に客として訪れたところ、地元のお年寄りに長く愛された店と知り一層この物件に惹かれたそう。建物は大きくは変えず、日によっては2階席も使用。化粧室はしっかり男女別


天現寺橋交差点から恵比寿へと向かう明治通りは、夜は車も少ない隠れ家エリア。

駅から徒歩10分ほどのビストロには、高感度な人々が吸い込まれる。気楽でいて洒脱な、広尾らしい情緒をまとう一軒だ。

広尾『ヨシダハウス』の内観

明治通り沿いの一軒家から温かな光がこぼれ、窓の向こうにはワイン片手に語らう人々。この周辺は夜になると静けさと暗がりが際立ち、まさに大人が過ごすに心地良い隠れ家の佇まい。この落ち着いた情緒こそ広尾の真骨頂だ


緩やかなジャズが流れる店内で、洒落た男女がシャンパンを飲みながら仲間を待つ。アテはウフマヨやラタトゥイユ。

そんなパリの街角の日常みたいな夜を好む大人が集うのが、『ヨシダハウス』

ウッドとオレンジの光によるインテリアもいい塩梅だが、ここでは会話を楽しむ客の雰囲気がお洒落な空間を決定付ける。

広尾『ヨシダハウス』の吉田佑真シェフ

開業から約7年間、週3ペースで通う常連がいるのは、吉田さんの温和な人柄あってこそ。22時以降はふらりと来る経営者のひとり客や、飲食関係者も多い


アットホームなムードは、オーナーシェフ・吉田佑真さんの「家に遊びに来てもらう感覚のために店名にハウスをつけました」という当初の意図どおり。

広尾『ヨシダハウス』の「生しらうおと自家製アンチョビクリームチーズのカナッペ」

「生しらうおと自家製アンチョビクリームチーズのカナッペ」(2個¥2,800)は、柚子こしょうが白魚の旨みを引き締める


生しらうおがたっぷりのるカナッペは、日本ならではのビストロ料理で絵力もあり。

吉田さんは正統派フレンチでの経験が長く、大皿料理もベースや出汁で食通の心を掴む。

広尾『ヨシダハウス』の「頑固一徹ブイヤベース」

明石の真鯛や蛤が入った「頑固一徹ブイヤベース」(¥4,950)は、残ったスープをジャスミンライスのリゾット(+¥550)にし、これで1日を〆る客も多い


例えば、甘エビを身ごと入れて濾したブイヤベースは、一瞬会話を止めるほど強く綺麗な旨みを含む。

広尾『ヨシダハウス』の「生ハムメロン」

前菜の定番「生ハムメロン」(¥980)で飲む“アンリオ”も格別


そういうセンスのいい緩急の重なりが、広尾らしさをより体現する。


店主に聞いた!「広尾の2軒目」

広尾『ヨシダハウス』の吉田佑真シェフ


昼に軽くアペをして、予約して向かうのが店同士で交流のあるフレンチ『Restaurant OKADA』。

「王道のフランス料理が好きで、現地で4年修業したシェフが作るクラシックなソースが素晴らしい」

ヨシダハウス(広尾) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

2.洗練された男女は、広尾の路地に隠れた新名所を知っている
『古澤亭』

広尾『古澤亭』の外観

広尾5丁目の路地裏に真新しい白壁。小さく『古澤亭』と書かれ、隠れ家のようでいて温かな雰囲気が漏れる。扉を開けると古澤夫妻が朗らかに迎えてくれて、お洒落した甲斐があると感じる空間が広がる


センスのいい新店の情報が自然と入ってくるのは、コンパクトな広尾ならでは。

今年の5月にも、そんなイタリアンが誕生。ワインもよく知る食べ慣れた男女が、早速デートに訪れている。



目黒の人気イタリアン『古澤亭』が、広尾の路地裏に移転。そのニュースを知った高感度な男女は、新天地での変化も察して訪問を望むだろう。

広尾『古澤亭』の内観

中に入ればオープンキッチンでめくるめく調理が繰り広げられ、カウンターに座るカップルの会話も弾んでいる様子


『古澤亭』といえばフランチャコルタに特化し、権之助坂らしく賑やかなバル的ムードの漂う店だった。

それが広尾に来ると白が基調のシンプルモダンな内装に変わり、エレガンスが増している。

広尾『古澤亭』で提供しているワイン

気鋭の自然派含めイタリアワインに強いのは変わらないが、希少な日本ワインもそろえる。日本ワインに物足りない印象をもつ人もいるが、例えば「ミソノ・ヴィンヤード」はブルゴーニュワイン愛好家が立ち上げたワイナリーで、クラシックワイン好きにも評価される。グラスフランチャコルタ¥1,600~ グラスワイン¥1,500~


ワインはフランチャコルタの充実に加え日本産が増え、グレードの高いイタリアワインもそろう。

広尾『古澤亭』の「甘鯛のうろこ焼き 地蛤と有明海苔の軽いスープ仕立て」

初見なら、新たな定番「甘鯛のうろこ焼き 地蛤と有明海苔の軽いスープ仕立て」(¥4,800)をお試しあれ。バリッと香ばしいうろことジューシーな身のコントラストが秀逸で、蛤の品のいい出汁とも綺麗に重なる。仕上げにかける佐賀の有明のりが香り高く、スープに入るなめこもいいアクセントだ


広いオープンキッチンを設けたことで、新たな料理も多数追加。そのひとつが、蛤のスープを注ぐ「甘鯛のうろこ焼き」だ。

広尾『古澤亭』の調理風景

L字カウンターでは目の前で炎が上がるのも臨場感があり、調理中のシェフとの会話を楽しめるのもまた醍醐味だ


うろこを焼く際にあがる炎や音、熱で立つのりの香りなどを、厨房前のカウンター席では直に感じられる。

それら和の食材に日本ワインを合わせれば、広尾的洗練のマリアージュ。

広尾『古澤亭』の「アボカド ブッラータチーズ トリュフ掛け」


目黒時代の人気メニューも健在。「アボカド ブッラータチーズ トリュフ掛け」(¥3,000)はここでは裏メニューとして登場する。

にんにくオイルと魚醤が効き、ブッラータを崩してパンにのせると泡酒泥棒に。シャルドネ100%のフランチャコルタと合わせれば、もうたまらない。

そんななじみ深い味とシェフの新たな挑戦を体験するため、目黒からの常連も訪れるとか。

広尾『古澤亭』の「ワタリガニの濃厚トマトソース」

広尾での新たなひと皿が「ワタリガニの濃厚トマトソースパスタ」¥3,300。実は6年前までは、シェフ古澤正広さんのスペシャリテとして提供していたが、目黒では厨房設備の都合上作れず、待望の復活。カニの内子もみそもすべて使ったソースは、凝縮した旨みのインパクトが記憶に残る


移転後はボトルで開ける人が増えたらしく、それもまたこの街らしい。


店主に聞いた!「広尾の2軒目」

広尾『古澤亭』の古澤正広シェフ


営業後に行くのは近所の『スナック まちぶせ』。

「深夜2時までのカラオケスナックだけれど、イタリアやフランスのワインもしっかり置いています。常連さんと行って、ミスチルを歌います(笑)」

古澤亭(広尾) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

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ふたりで行くなら、大人の広尾

西麻布の刺激や恵比寿の盛り上がりもいいけれど、肩の力が抜けたラグジュアリー感が今っぽさ、だったりする。

端から端まで歩いても10分程度のコンパクトな商業圏ながら、ここを拠点とするアッパーな人々によってレストランは磨かれ、ハイレベルな店しかない。

どこの街とも違う、高級感と親しみが共存し、その独特な空気感は「居心地がいい」と感じさせる。

広尾を闊歩するのは、スニーカーとローヒールの格好いい大人たち。

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