大人のサマータイムには「モエ・エ・シャンドン」を。今年も冷えたシャンパーニュが夏を彩る
泡とフランスの“蜜”な関係性
南青山『LA & LE』でシャンパーニュを手にするのは、同店オーナー・山下哲也さんとモデルの国木田彩良さん。山下さんはパリの名門カフェで20年以上ギャルソンとして活躍し、国木田さんはパリで育った。
パリに縁が深く、以前から交流のあるふたりが、現地流シャンパーニュの楽しみ方を語る。
紆余曲折ある人生には、シャンパーニュが必要だ
山下 : フランス人にとってシャンパーニュは、特別な瞬間に飲むものでもあるけれど、日常の一部ですね。何も構えず普通に飲むもの。
国木田 : そう。5時になったらシャンパーニュみたいな。アペロに飲むから、日本のビールまではいかないけど、まずはシャンパーニュ。パリのお友達の家でディナーやパーティーの時、シャンパーニュしか置いていなくて食事中ずっとシャンパーニュを飲んでいた、ということもあります。
東カレ : その中で、「モエ アンペリアル」はどんな存在ですか?
山下 : 世界で一番親しみを持って飲まれている、誰もが知っているシャンパーニュという印象です。
国木田 : 安心感がありますね。
山下 : 「モエ アンペリアル」は自分のスタンダードでもあります。僕はナポレオンが好きで、アンペリアル(皇帝の)という名前もナポレオンが由来ですし。
ナポレオンは、“勝利した時にはシャンパーニュを飲む価値があり、負けた時にはシャンパーニュを飲む必要がある”という言葉を残しています。
そのとおりで、華やかなイメージがあるけど、人生は華やかじゃない時間も多い。だから、常にシャンパーニュが必要。僕自身、心を強く持たなきゃいけない時、シャンパーニュに支えられてきました。
国木田 : ポジティブなお酒ですよね。飲むと高揚するし、緊張している時には、気持ちが和らぐ。
話題は「アイス アンペリアル」へ。元々フランスでは、暑い夏、ワインに氷を浮かべる“ピシーヌ”というトレンドが存在。特に南仏サントロペでは当然の飲み方となった。
いち早くその流行に着目し、氷を浮かべることを前提で造られたのが「アイス アンペリアル」だ。
シャンパーニュとは。今日を楽しむ人が造る酒
国木田 : フランスでのシャンパーニュは堅苦しいものじゃなくて、アイスを入れて飲むのは、その大らかな雰囲気を表しています。「アイス アンペリアル」は甘さがあってフェミニンなボディ。友達とプールサイドで飲んでみたいです。
山下 : とてもピシーヌに合う風味で、ある意味、氷とマリアージュしています。氷を浮かべて初めて完成する。氷があるおかげで、お酒が強くない人にもいい。
こうじゃなきゃいけないと決めつけずに楽しめるのがフランス人らしさで、ピシーヌも自由を感じられるお酒。自由を楽しめた方が人生は楽しいと思っている国ならでは。
国木田 : 皆、自由ですね。もちろん、楽しいだけではないですが。
山下 : うん、自由だと責任も生まれるから。でも、シャンパーニュを飲んでいれば大丈夫。
東カレ : サントロペのような気候で、ビーチやプールでピシーヌをしたら、自由そのものですね。
国木田 : そういう場所です。70年代は俳優や芸術家が自由を求めてサントロペに来たわけですから。
山下 : 初夏に社交場がパリから南に移って、9月に帰ってくる。フランス人はよく“バカンスのために生きている”といわれるけど、本当にそう。お給料も注ぎこむ。楽しむことに本当に貪欲です。
国木田 : 今を楽しむ。日本だと10〜20年後のことを考えるけど、フランス人は今日。明日飲めるかは分からない(笑)。その考え方は、お酒や食べ物だけじゃなく、仕事も恋もファミリーも全部。まず今日で考えましょうと。
山下 : それでダメなら、“C’est la vie=そんなこともあるさ”っていう便利な言葉があって(笑)。
今日に集中し、生きることを最大限に楽しむエキスパートたち。そんなフランス人が造るシャンパーニュが楽しくないわけがない。
シャンパーニュは夏を楽しむためのスイッチにもなるから、まずは冷えた1杯を味わってみては?
本場のエスプリと東京の感性が宿るカフェ&オールデーダイニング
『LA & LE』
パリを象徴する『カフェ・ド・フロール』でギャルソンとして20年以上活躍した山下哲也さんが今年3月に開業。
パリのカフェ文化と東京の感性が融合し、気軽にシャンパーニュを飲むのにも食事をしっかり楽しむのにも寄り添う。
■店舗概要
住所:港区南青山3-8-35 表参道Grid Tower 1F
営業時間:11:30~22:30(LO21:30)
定休日:月曜
※予約不可






