シャンパン、カヴァ、クレマンの違い、説明できる?必須ワードから紐解くワインの基本
レストランやワインショップでよく耳にする、少し難しくて聞き流してしまいがちなワインの専門用語。
だがこれらの意味が分かれば、相手との会話が弾み、ワインの世界がもっと楽しくなるのだ。
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【産地の特徴を知る】ワインリストが少しだけ読めるようになる!
ワインを知る最初の鍵は産地。その特徴を押さえるだけで、今まで読み解けなかったワインリストがぐっと身近になる。
ワインの女王と呼ばれる赤の名門産地「ボルドー」
赤ワインが主役。品種をブレンドするのが主流で「シャトー・ラフィット・ロートシルト」など頂点に君臨する銘柄を多く輩出。豊潤な香り、パワフルで厚みのある味わいが特徴。
ネッビオーロが生んだ王と女王の赤ワイン「バローロ/バルバレスコ」
どちらもイタリア・ピエモンテ州が産地でネッビオーロ100%の、最上位の格付け。けれど性格は結構違う。バローロは骨太な「王様」、バルバレスコはエレガントな「女王様」だ。
スパイシーで濃厚なシラーズが魅力「オーストラリア」
生産量は世界トップ10に入り、そのクオリティは世界市場で支持されている。看板品種はシラーズ。果実味たっぷりでスパイシー、力強さとコクを兼ね備えたワインとして知られる。
エレガントなピノ・ノワールが主役「ブルゴーニュ」
ボルドーと並ぶ、フランス二大名産地のひとつ。ワインは単一品種で造られるのが基本。ロマネ・コンティに代表される憧れの銘柄も多く、世界最高峰のワインが次々に生まれる場所。
リッチなスタイルのカベルネ・ソーヴィニヨンが有名「ナパ・ヴァレー」
アメリカ・カリフォルニア州を代表する銘醸地。プレミアムな“ナパ・カベ”の愛称で親しまれるカベルネ・ソーヴィニヨンは、果実味豊かでパワフル、かつ洗練された味わいが特徴。
黄金色に艶めく色気担当の白「ムルソー」
ブルゴーニュを代表する白ワインの名産地。若いうちはふくよかでリッチ、熟成すると、黄金色に磨きがかかり、妖艶さが顔を出す。シャルドネの奥深さと贅沢さを存分に発揮する。
白ワイン界に君臨する王様「モンラッシェ」
世界の白ワインの頂点。果実の凝縮感と研ぎ澄まされた気品。すべてが完璧なバランスといわれる。周囲を取り巻く4つの特級畑と共に、ブルゴーニュ白の黄金地帯を形成する。
皇帝を虜にしたブルゴーニュ赤の頂点「シャンベルタン」
ブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタン村にある特級畑のことで、ナポレオンがこよなく愛したことで知られる。力強さの奥に繊細さがあって余韻が長く、赤ワインの格を見せつける。
ハーブが香るソーヴィニヨン・ブランがいい「ニュージーランド」
南北で大きく気候が異なり、多彩なスタイルが魅力。特に世界的な評価を得ているのが、マールボロ地区で造られるソーヴィニヨン・ブラン。まず試すならこの品種がオススメ。
【レジェンドワイン】出合って飲めたら超幸運
誰もが名前くらいは耳にしたことがある超希少で超高級なワインたち。いつか飲めることを信じて、その存在をまずは押さえておこう。
▶ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
常に世界最高値で取引される、ワイン界の頂点に君臨する存在。ブルゴーニュにある特級畑の名称であり、そこから生まれるワインの名でもある。
品種はピノ・ノワール。単独所有畑なので、この名を名乗れるワインは世界にひとつだけ。
▶シャトー・ラフィット・ロートシルト
ボルドー五大シャトーのひとつで、至高の1本。19世紀にメドック格付けで一級に選出されて以来、その座に君臨し続ける、名門出身のサラブレッド。
若いうちも魅力的だが、10〜20年の熟成を経てさらなる真価を発揮するのもたまらない。
▶シャトー・ペトリュス
五大シャトーの価格を超える、ボルドー最強のレアワイン。生産量の少なさと高い完成度から、ワイン評論家のロバート・パーカーをして「ワインというよりも神話の象徴」と言わしめた。ワイン愛好家ならいつかは辿り着きたい1本。
▶シャトー・ディケム
世界三大貴腐ワインのひとつ。フランス・ボルドーのソーテルヌ地区で生産される甘口ワインで、シャトー・ディケムはそこで唯一の格付特一級を持つ。
味わいは甘美で妖艶、ヴィンテージによっては100年先まで飲み頃と、時代を超越する。
▶スクリーミング・イーグル
カリフォルニアが生んだカルトワインの大スター。ファーストヴィンテージの登場と同時にワイン誌『ワイン・アドヴォケイト』でいきなり99点を獲得。その鮮烈なデビューが世界のワインマニアを震わせた、比類なきカベルネ・ソーヴィニヨンだ。
【ワインの逸話】今夜のワインが味わい深くなる
ワイン界の裏に隠れたドラマティック物語。知っておけば、飲み仲間とのワイン談議でもビギナーよりぐんと差がつけられる。
“パリスの審判”
1976年、パリで開かれた伝説のブラインド・テイスティングで、カリフォルニア産ワインがフランスの超高級ワインに勝った事件。
フランスこそ世界の頂点と信じられていた時代に、アメリカの実力が公式に認められた瞬間は、今でもワイン史の教科書に載る伝説である。
“私は今、星を飲んでいる!”
高級シャンパーニュ「ドン ペリニヨン」の生みの親といわれる修道士のドン・ピエール・ペリニヨン。彼が初めてシャンパーニュを造った際に、その泡立ちを見て発したといわれる言葉。
歴史に残るドラマティックな瞬間として、シャンパーニュ好きは覚えておきたい。
“1811年の大彗星”
大彗星が出現した1811年は、「大彗星のヴィンテージ」と呼ばれる伝説の当たり年。今でも世界に残る希少なボトルは、とんでもない高値で取引されている。
特に貴腐ワインのシャトー・ディケムは、2011年当時に1本約1,000万円の値が付いたという逸話もある。
【泡】最初の一杯からこだわりたい
喉を潤してくれるスパークリングワイン、通称・泡。生産国や製法により呼び名が異なるから、その違いをスマートに押さえておこう。
「シャンパーニュ/クレマン/フランチャコルタ/カヴァ」
どれも瓶内二次発酵方式で造られる上質なスパークリングワイン。クレマンはシャンパーニュ地方以外のフランス全土、フランチャコルタは北イタリアのロンバルディア州、カヴァはスペインのカタルーニャ地方が産地。
「プロセッコ」
世界で一番売れている、イタリアのスパークリングワイン。フレッシュでフルーティな味わいは親しみやすく、なんといってもお手頃価格が魅力。
「ブラン・ド・ブラン/ブラン・ド・ノワール」
ブラン・ド・ブランは白ブドウだけで造るスパークリングワイン。シャルドネが多く、軽やかで繊細。一方のブラン・ド・ノワールは黒ブドウだけで造り、しっかりした味とコクが特徴。
「ノン・ドサージュ」
通常はスパークリングワインを造る過程にある補糖を行わないこと。ブドウ本来の味を生かす極辛口で、世界的なトレンドにもなっている。
【ワイントークの基本のキ】
ワインを語る際の頻出ワード。ソムリエやワインショップの店員と話すときに必要になることも多い。慣れてきたら難易度を上げて習得を。
■エチケット
ラベルのことを、ワインの世界では「エチケット」と呼ぶ。生産者名や産地、ヴィンテージなど、素性を伝える身分証のような存在になる。
■シャトー/ドメーヌ
フランスワインの生産者(ワイナリー)のこと。同じ事柄だが、二大銘醸地のボルドーではシャトー、ブルゴーニュではドメーヌと言う。
■ヴィンテージ
ワインのブドウが収穫された年。その年の気候がワインの個性を知るヒントになる。ヴィンテージは英語で、フランス語ならミレジム。
■ボディ
ワインのコクや重厚感、ふくよかさなど、味わいの重さや密度を表す言葉。赤ワインを語るときは、味わいの重要な目安になる。
■デキャンタージュ
デキャンタはワインを入れる容器。そこにワインを移し替えるのがデキャンタージュ。味をまろやかにし、香りを引き立て、オリを除く。
■樽香
ブドウを発酵・熟成させる木樽によって生まれる香りのこと。ワイン表現のひとつで、代表的なのはバニラやカラメルなどの甘い香り。
■ブショネ
汚染されたコルクによりワインの品質が劣化する現象。不快な香りがするので、レストランなどでは、申し出れば交換してくれる。
■テロワール
フランス語で「土地」。畑を取り巻く土壌や気候、日照などの自然環境を含み、その要素が味わいに反映される。一番重要な鍵となる。
■グラン・クリュ
フランス語で「偉大な畑」という意味で、主に格付け制度の特級畑のこと。地方ごとに定義が異なることも覚えておくと安心。
■セパージュ
ワインに使われているブドウ品種、またその比率の意味でも使われる。特にシャンパーニュでは品種のブレンド比率のことを指す。
■アッサンブラージュ
ワイン造りの伝統的な技法のひとつ。ワインの原酒をブレンドして、複雑な味わいや香りを造り上げ、味わいのバランスを整える。
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