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SPECIAL TALK Vol.137

~引っ込み思案だった自分に落語が扉を開いてくれた~


授業で挙手もできない。引っ込み思案な子ども時代


金丸:早速ですが、お生まれはどちらですか?

二葉:大阪市の東住吉区です。駒川商店街という大阪で二番目に大きい商店街の近くで育ちました。

金丸:東住吉というと、賑やかな下町で、「ザ・大阪」という感じですよね。小学校は地元の小学校に?

二葉:小・中と地元で、高校は東大阪市の高校です。偏差値37の超絶アホな学校でした。

金丸:高校までの偏差値なんて、ほとんど記憶力勝負だから気にすることはないですよ。勉強はともかく、しゃべるのは昔から得意だったんですか?

二葉:それが、まったく。むしろ人と全然しゃべれなくて、授業で手を挙げたこともなくて、人前でしゃべったり、何か目立つことをしたりする人に、異常に憧れてました。今でも覚えてるのが、2つ上のタカフミくん。小学校の頃、「俺、砂場の砂、食えるで」とか、アホなことばっかりしてはって。

金丸:いかにも小学生男子(笑)。特に子どものうちは、女子の方が大人じゃないですか。男子を見て、「またアホなことして」と呆れるのが定番。

二葉:「食べてどうすんねん」とは思うんですよ。でも、それでイキってるのが、すごくかっこいいなと思って。男の子って割とそういうことをしても許される雰囲気がありません?女の子が同じことをしても、イタく見られるというか。学校で廊下を走り回るのも、男の子ばっかり。アホなことを堂々としてはる人を、「さわやかでええな」と感じていました。

金丸:お笑いも昔から好きだったんですか?

二葉:それが、私、お笑い界のことも全然分かっていなくって。ごはんを食べながらテレビ見るのはお行儀悪いって言われてたし、うちはテレビを見る習慣がなかったんです。特にバラエティはほんとに見てなくて、見てたのは『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』くらい。

金丸:それほど見ていない人も珍しいですね。

二葉:で、大学のときに、たまたま夜にテレビをつけたんですよ。そしたらバラエティをやってて、鶴瓶師匠がしゃべってはって。「おもろいし、素敵なおっちゃんやな」と思って。どんな人なんやろって調べたら、落語家って書いてある。生で見てみたいと落語会に足を運んだのが、落語との出合いでした。

金丸:見て、どうでした?

二葉:私、言葉が結構苦手やったから、1回聞いただけでは頭に入ってこなくて。何とか理解したいと何度も聞いてたら、同じネタでもやる人によって全然印象が違う。めっっっちゃおもろいな、これって。

金丸:一気にハマったんですね。

二葉:それに、単におもろいだけやなくて、「これやな」と思ったんですよ。ピタッときたというか。「これやったら、私も自分のことを解放させられるかもしれない」って。

金丸:見る側で終わるのではなく、自分で落語をやりたいと。

二葉:自分を表現できるなら、歌を歌うとか、そんなのでも良かったのかもしれない。でも、落語に出てくる古い大阪弁とか、着物とか好きやったんで、全部ピタッときたんです。

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