非日常のご褒美ディナーといえば、やっぱりステーキ。
中でもアメリカンビーフは、赤身が美味しい「極上の肉」としてホテルのシェフたちに認められている。
そんな贅沢なお肉を、上質なホスピタリティと空間でいただけるラグジュアリーホテルを厳選した。
『The Oak Door(オーク ドア)』@グランド ハイアット 東京
六本木のホテルダイニングで極上のステーキを味わう
開放的なテラスを抜け店内へと進むと、“ノスタルジー”をテーマにした優雅で温かみの溢れる空間が広がる。
ここがホテル開業以来、シグネチャーレストランとして一流のサービスを提供するステーキハウス『オーク ドア』だ。もちろん、料理においても、最高峰のホテルクオリティーを一貫している。
人気の“ボーンイン ストリップロイン”には、社内のブラインドチェックで最も旨いと支持された、アメリカンビーフの中でも上位のオマハ産を使用。
下味に使用するウイスキーオークで燻した自家製スモーク塩が、余韻を深める。
炭火と900℃の高温ブロイラーを使い分け、外はカリカリ、中はやわらかに。
「肉そのものの味が良いから長期熟成はせず、3〜4日の短期熟成で水分を保ったまま旨みを引き上げます。チャコールグリルで火入れした炭火の香りが、至極の味わいに仕上げてくれます」と料理長のティモシー ラリマーさん。
ゆえに「最初は何もつけずにそのまま味わってほしい」と話す。
口にすれば炭火やスモークの香りが口いっぱいに広がり、口福を感じる。最高の肉で、この上ない贅沢な夜を大切な人とシェアしよう。
■店舗概要
店名:The Oak Door
住所:港区六本木6-10-3
TEL:03-4333-8784
営業時間:11:30~14: 30(土日祝~15:00)/15:00~17:00/18:00~22:00/バー11:30~23:30(金土~24:30)
定休日:無休
席数:ダイニング170席、テラス56席、個室1(10名)、バー36席
『TRADER VIC'S TOKYO(トレーダーヴィックス 東京)』@ホテルニューオータニ(東京)
薪窯を使った唯一無二のシルキーな味わいを堪能する
1964年の創業以来、東京サミットの主会場をはじめ世界のVIPたちを迎えてきた「ホテルニューオータニ(東京)」。その10周年にあたる1974年に、アジア進出の1号店として『トレーダーヴィックス 東京』が開業した。
ポリネシアンムードに包まれた異国感溢れるバーを抜けると、由緒ある日本庭園を見渡せるダイニングスペースが出現。店内にはガラス張りの向こうに大きな薪窯があり、ここでシェフが肉を焼く調理シーンが見られるのも楽しみのひとつだ。
窯の中で燻し焼きする肉は、対流熱でじっくりと火が通り、余計な脂が落ちて旨みを凝縮。中でもヒレの最高級部位シャトーブリアンは、塊肉のまま約30分かけて火入れして肉のポテンシャルを最大限に昇華させる。
中国古来の窯からヒントを得た高さ2メートルの“魔法の薪窯”で、温度をコントロールしながらジューシーで芳醇に焼き上げていく。隠し味の醤油ダレもポイント。
ゲストの前でステーキをカットするサービスも特別感が高まり、肉汁で輝くピンク色の美しい断面に歓喜の声が漏れる。
シルキーな舌触り、ほどけるような食感、上質で濃厚な旨み。その贅沢さは、ご褒美ディナーにふさわしい時間をもたらしてくれる。
■店舗概要
店名:TRADER VIC'S TOKYO
住所:千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ ガーデンタワー 4F
TEL:03-3265-4707
営業時間:11:30~最終入店14:30/17:00~LO20:30、ビュッフェ土日祝11:30~最終入店14:30(バー11:30~LO22:15、土祝16:30~LO22:15、日16:30~LO21:00)
定休日:月曜(祝日の場合、営業)
席数:ダイニング120席、バー100席