大阪の天満は、酔いどれ天国。
ワイガヤ系の居酒屋だけど、飯も旨くて、コスパも最高な4軒を紹介!
◆
東京カレンダーアプリ(iOSの方・Androidの方)なら、発売中の月刊誌最新号の電子書籍がどこよりもお得に購入いただけます!また、この記事から1クリックで、レストラン予約サイト「グルカレ by 東京カレンダー」へ。すぐに店の予約ができます!
1.気絶するほど旨いアジフライを目当てに、地元の大人がこの店の座席を競う
『IZAKAYA KAMONN』
天満の中心エリアから少し離れた閑静な路地裏にある『IZAKAYA KAMONN』。
アーチ状の入り口からうかがえるキッチュな小物を並べた店内が、老舗の立ち飲み屋が並ぶこのエリアで異彩を放つ。
厨房を囲むカウンターの上部にずらっと陳列された釣り具が目に留まる。11年前、焼き鳥店としてスタートしたが、スタッフ一同が釣りに熱中。
釣ったものや、各地の釣り仲間から届く魚を使って腕をふるい、名物の大きなアジフライをはじめとした新鮮な魚を提供する店へとシフトしていった。
アジフライ、アジのレアカツが味わえる「アジフライ2種盛り」(¥3,500~)と「小松菜チューハイ」(¥700)の相性は素晴らしい。
食べ応え十分な「グリーンカレーグラタン」¥1,500。
焼き鳥がメインだった時代から人気だという「タレつくね」(2本¥500)など、アジフライ以外にも工夫を凝らした名物メニューが多数。
2階はショップスペースを併設。アパレル業界出身の店長、蒔田さんが制作する、メニューをモチーフにしたスウェットなどを販売。
自由で創造性に富んだこの店は、感度の高い大人が天満でコスパ良く飲む店として重宝されている。
2.大阪のガチ勢と並んで大皿中華。デカ盛りと見紛う量に勇み立つ
『馬鹿坊』
長屋が連なり、風情溢れる中崎町を抜けた大通り沿いに、『馬鹿坊』はある。
中国の大連でレストランを営む家で生まれ、四川に渡って料理人としての修業を積んだ店主の劉 宝俊(リュウ バオジュン)さん。
新鮮な魚介をシンプルな味付けで仕上げる大連料理と、痺れと辛みが重要な四川料理を融合させたオリジナル料理がこの店の売りだ。
一番人気は四川麻婆豆腐。ラー油や辛味噌もすべて自家製で、鮮烈な辛みを感じさせつつも、ほんのりと甘みを加えてある。
客層はグルメな40代以上が多く、一品のポーションがたっぷりあるため、何皿かをシェアしながらデートを楽しむ人も多いとか。
「芙蓉大きいエビチリ」(¥1,800)は、甘みを強調したタレに玉子の白身が美しく絡んだ一品。
ちなみに屋号は赤塚不二夫の大ファンだという劉さんが名付けたそう。
大皿中華をビールで流し込み、思う。「今夜はこれでいいのだ!」。
3.食べても飲んでも8,000円ぽっきり。これぞ食の都の本懐たるや!
『CHIKICHIKI 天満店』
不動の人気を誇り、大阪の食通たちを唸らせてきた『吾一』。その焼き鳥を気軽に味わってほしいと誕生したのが『CHIKICHIKI』だ。
天満店は1号店として、オープン以来20代後半から50代まで、幅広い客層から愛されている。
特筆すべきはその料金体系。4,800円のコースが基本だが、そこに食べ物やドリンクをどれだけ追加しても8,000円が上限。
コースにない鶏の部位を追加で注文したり、豊富にそろうワインを気の向くままに堪能できる。
コースの目玉は「鶏のたたき」。皮はパリッと中はジューシーで柔らかい。
そこから〆のご飯ものまで但馬どりをじっくり味わいたい。
「とりのたたき」のほか基本のコースに含まれる料理は、串7種と「からあげ」、4種類から選べる〆の一品だ。
〆は天満店限定だという「季節のまぜご飯」がおすすめ。
そのほかコースで出てこなかった部位の焼き鳥や、人気の「レバーパテ」、鴨ミンチの「コロッケ」など、一品料理(¥200~)は満足するまで追加が可能。
「レバーパテ」。
気の置けない仲間と集い、旨いアテで会計を気にせず好きなだけ飲める。
そんな夢のような時間が叶う店は、覚えておいて損はない。
4.昭和レトロな空間でもつ鍋をしばく。大阪の正しき夜の過ごし方がここに
『もつ料理 なかみ堂』
(※本文に店名『もつ料理 なかみ堂』の追加をお願いいたします。)
「修業が苦手なもんで、何から何まで独学です」と代表の新田谷 淳さんは笑う。
大好きだからと大阪・吹田で始めた牛ホルモンの焼肉店が、内臓肉の扱いを猛勉強しているうちに大ブレイク。勢いを得てもつ鍋・ちりとり鍋の専門店で天満エリアの信を問う。
「若い子が多い駅前から少し離れたこの辺は、グルメ志向強めのお客さんが多いかな。うちは値段とボリュームもヤバいんですけどね(笑)」
もつ鍋のベースは牛骨の白湯スープ。
独自のルートで仕入れる国産牛のアカセンやホソ、シマチョウは、スープに加えてうず高いモヤシとニラの滋味も吸い、クリーミーな甘み・旨みを帯びる。
丁寧に皮を引かれた白センマイなど自慢の鮮度は食べれば分かる。
甘辛でアテに最高な自家製キムチ¥350。
湯引きの「白センマイ刺」¥580。
「冷製アゴ肉」¥580。
質量兼備、「天満でホルモン」のベンチマークとしたい値打ちの一軒だ。
さらに詳しく知りたい方は「心躍る、大阪」を今すぐ手に入れよう!
『東京カレンダー』2025年5月号は「心躍る、大阪」。東京が羨望の眼差しを向ける、”天下の台所”大阪の美食リストがこの一冊に!
月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。
⇒紙版をお求めの方はこちらから
また、買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入もお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから
最新号も過去号(約10年分)も、東カレアプリ内のコインで購入するのが一番お得です!(通常版のみ)
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。
月刊誌最新号「東京のリアル2025」はこちらから!
今月の『東京カレンダー』は「東京のリアル2025」。32歳、45歳、52歳から見た今の東京とは?
月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。
⇒紙版をお求めの方はこちらから
また、買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入もお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから
最新号も過去号(約10年分)も、東カレアプリ内のコインで購入するのが一番お得です!(通常版のみ)
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。