◆前回までのあらすじ
ベンチャー企業を経営する明里は、30歳を目前にして、2歳年下の彼氏・亮太郎と同棲を始める。
引っ越し当日のクリスマス。なんのデートプランも練っていなかった亮太郎に、明里は小さな違和感を抱き…。
▶前回:彼と初めて過ごすクリスマス。期待していた29歳女ががっかりしたワケ
Vol.2 クリスマス<亮太郎>
2025年3月。
― ちゃんと、話すんだ。
ダイニングテーブルに座った明里が、俺の顔をまっすぐに見つめている。
明治通りに面した広い窓から、差し込む陽の光。その光を浴びて穏やかな表情を浮かべる明里のことを俺は、ハッとするほど綺麗だと思った。
だけど、なぜだろう......
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この記事へのコメント
僕は君の全てなど知ってはいないだろう それでも一億人から君を見つけたよ 根拠はないけど本気で思ってるんだ
些細な言い合いもなくて 同じ時間を生きてなどいけない 素直になれないなら喜びも悲しみも虚しいだけ (←ここは明星)
粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら 二人の孤独を分け合うこと...続きを見るができたのかい