◆前回までのあらすじ
結婚願望強めの明里(30)は、亮太郎(28)と同棲中。密かに明里との結婚を真剣に考え始めた亮太郎だったが、明里は家族仲が悪く、特に彼女の妹の歌織にどう接していいのかわからない。明里はそんな亮太郎の心のうちには全く気づかず、業を煮やしていた。
▶前回:付き合って1年以上の彼女に隠している秘密。28歳男が、プロポーズに踏み切れない理由
Vol.13 転落<明里>
「明里ちゃんが合流してくれたから、改めて乾杯」の掛け声とともに、あちこちでグラスが交わされる。
深夜1時、麻布十番の『KJ TOKYO』。
“経営者同士の交流会”という普段なら避けがちな華やかな場所だけれど、今夜だけは、この場所にいられることがありがたかった。
むし......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
相当意味不明、チコの奴どうしてこんな事言うんだろう? まさか歌織とグルなのか? 単にデリカシーのカケラも無いだけなのか?
その分歌織の件は心底ショックだっただろうし裏切られた気分だよねぇ。