2019年に池尻大橋で開業したのち、昨年10月に中目黒へと移転した『中国菜灯菜(ちゅうごくさいひな)』。
新天地でも旬の食材を駆使しつつ、無化調の中華とナチュラルワインを提供している。
落ち着いた雰囲気のカウンターで、“体に優しい中華”を味わおう。
軽やかなアレンジが光る本格中華が、食べ疲れした大人を癒す
「なぜ、中華では体に優しいことが強調されるのか。本場には化学調味料を使わない店が普通にあるのに」
そんな疑問を抱いたシェフの田中達也さんは、横浜中華街を皮切りに、上海や都内の人気店を経て、無化調を貫く自身の店を開いた。
火の勢いと湯(タン)で味を決める王道スタイルはそのまま、“体に優しい中華”を提案している。
11品で構成されるスタンダードコースは¥9,900。多くの人を喜ばせたいという思いから、1万円を切る金額にこだわった。
体調に応じて食事やデザートなどを追加できるという設計も、ゲスト本位だ。
蒸した魚に醤油ダレをかけて、高温の油をジュッと垂らす「清蒸」は、切り身を使って小ポーションに。
しっとり柔らかい白身魚がタレと見事に絡み、恍惚となる。
福岡・柳川産のスッポンの身と春雨を包んだ「春巻き」。
約10時間じっくりと蒸し上げた滋味豊かな「季節の蒸しスープ」。塩気は金華ハムから抽出した塩分のみだ。
料理はすべて「スタンダードコース」(¥9,900)より。
「フカヒレの煮込み」(コースに+¥6,600)は、独特の食感を強調するため、大きなヒレをあえて割って使用。
スープの旨みがしっかり染み込んだ技アリの逸品だ。
そんな料理に合わせたいのが、マダム・美幸さんが約300種類を厳選するナチュラルワイン。
カウンター背後にはセラーがあり、ゲストが気になったボトルを自分で選ぶこともできるため、店内にはいつでも和やかな空気が流れる。
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