デート中やグルメな仲間との食事の際に、ちょっとした話のネタを持っておくと安心なもの。そんなときに便利な「グルメトリビア」をご紹介。
今回は、いまがちょうど旬の鮨ネタ、「新子(しんこ)」についてのクイズです。
クイズの答えに続けて、おすすめのお店もご紹介します!
気になる答えはこちら!
A:③コハダ
【解説】6月半ばに旬を迎える「新子」は、鮨好きのあいだでは今の時期を狙って食べに行くのが楽しみ!という人もいるほど、通なネタと言われています。
新子は名前を変えていく出生魚で、握りで人気のコハダと同じ種類の魚です。
正式には、ニシン科ニシン目に属する「コノシロ」。新子、コハダ、ナカズミ、コノシロと大きくなるごとに呼び名を変えていきます。
新子は身が小さいため仕込みが大変なので、提供できる数も限られるとても貴重な鮨ネタです。この時期だけの粋な握りを楽しみに、鮨店に足を運んでみては?
◆今こそ食べに行きたい!東京で人気の鮨店5選
ここからは旬の握りが美味しい、東京でおすすめの鮨店をご紹介します。
夏の初めの今の時期は、新子はもちろん、穴子やアワビも美味しい季節です。旬を味わいに足を運んでみてください。
この記事から店名をクリックすれば、すぐにお店の予約ができます。
1.江戸前の丁寧な仕事を堪能できる、銀座の人気店 『鮨からく』
江戸前の技が利いた握りが頂けることで人気の実力店が、銀座の『鮨 からく』。店主の戸川基成氏は新子について、「とにかく職人の腕前が試されるネタですね」と語る。
人気ネタのコハダと同じ魚だが、新子の場合は体長4~10cm弱と、より小さいものだけを指す。新子と呼ばれる時期はごくわずか。貴重な味わいだけに、夏の風物詩として昔から江戸っ子に愛されてきたそうだ。
口に入れるとはらりとほどけ、あっさりした中に光りものならではの香りがふわりと広がる。鮨好きにはたまらない、旬を感じさせてくれる人気店だ。
2.若き職人の鮨への意気込みが漲る、白金の穴場『鮨 田中』
白金高輪と麻布十番のちょうど中間あたり、麻布通りに面した真新しいビルの1階にあるのが、気鋭の鮨店『鮨 田中』。
圧倒的な熱量を込めて繰り出す鮨の味わいは絶品。「中トロ」は、漬けダレにくぐらせてさっと脂を落とすひと仕事を。
2024年にオープンしたばかりながら、鮨好きの間では早くも話題店に。コースで1万9,000円という、港区の鮨デートに最適な店だ。
3.代々木上原の落ち着いたカウンターで味わうおしゃれな握り『艪』
代々木上原駅から徒歩2分。住民に長年愛される鮨店がここ『艪(かい)』だ。
大将の山本成彦さんが、「お腹いっぱい食べてほしい」という思いを込め、上質な素材を使ったつまみと握りを交互に繰り出してゆく。
旬の食材をふんだんに使用したつまみは、日本酒が進むと評判。江戸前の常識にとらわれすぎず、創意工夫を凝らして提供する握りは、鮨デートにもおすすめだ。
4.普段使いできるお値打ち鮨店の最高峰。人形町『すし 其一』
初台『すし宗達』と渋谷『すし光琳』。この人気店2軒を手掛けてきた新田真治氏の次なる一手が、人形町の『すし 其一(きいつ)』。
マグロは「やま幸」から仕入れる。あきたこまちに横井醸造の與兵衛と金将の2種類の酢を用いた酢飯は、いわゆる“赤シャリ”。マグロやコハダによく合う。
お決まりでもお好みでもOKと自由度が高く、あなた好みの楽しみ方できっと満足できるはず。
5.史上最高の鮨ペアリングで贅沢尽くしの一夜が叶う『銀座 鮨 おじま』
銀座の鮨店の中でも、最高峰の贅沢を体験できる店が『銀座 鮨 おじま』。
「親方厳選おまかせペアリングコース」は完全予約制で価格も弩級。事前に産地から食材を直送し、当日は早朝から店主の尾嶋琢広さんが、豊洲でその日の競りで最上のまぐろやうにを入手。
『なだ万』出身ということもあり、一品ものも評判。つまみの「アワビの柔らか煮の肝ソース掛け」は、柔らかさの中にある、コリコリとした弾力をクリーミーで濃厚な磯の香りが包む。
シャープなキレがある「ルイ・ラトゥール シャサーニュ・モンラッシェ 2021」と組み合わせて、最高に贅沢なディナーを楽しんで。
このグルメトリビアの記事は、次回から隔週の水曜日に公開します。お楽しみに!
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