東京レストラン・ストーリー Vol.37

早稲田を卒業して3年。地味キャラ男子が、TV局に就職し魅力的になった姿に25歳女は…

レストランに一歩足を踏み入れたとき、多くの人は高揚感を感じることだろう。

なぜならその瞬間、あなただけの大切なストーリーが始まるから。

これは東京のレストランを舞台にした、大人の男女のストーリー。

▶前回:いつも“片耳イヤホン”の29歳彼氏。彼女が「やめて」と指摘したら険悪な雰囲気になり…


「朝になれば、私は」恵里菜(25歳)/ 六本木『香妃園』


六本木を「眠らない街」と最初に呼んだのは、いったい誰なんだろう。

土曜日の夜の六本木通りはその呼び名のとおり、派手な看板や電飾に照らされて、そこかしこが明るい。

けれど、六本木通りを一本入った道は、その分一段と暗く感じる。私は『香妃園』の窓際の席から、その闇をじっと見てい......


この記事へのコメント

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No Name
切なくてうるっとくるお話だった。恵里菜は大人だね。心から好かれてない悲しさよりも別れたくない気持ちが勝ってなかなか決断出来ない事だと思うから。
レストランストーリーは本当に大好きな連載なので “毎週更新” になったら嬉しい。
2024/05/28 05:4335
No Name
度を過ぎた誠実さは不誠実と同じかぁ
本気で好きになってくれるまで付き合い続けるのは難しいのかな😢大好き過ぎる人とは離れたくないだろうに、彼の幸せを願って身を引くとか辛いよねぇ。
2024/05/28 05:3030
No Name
山本-------、ベッドの中でも別の女の事考えてるなんて。せめて彼女悟られないようにして欲しかったけどもう遅いよねぇ。あんなにも好きなのに別れを選んだ恵里菜の事を思うとなんだか泣ける。
2024/05/28 05:2124
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