東京リアル女子図鑑 Vol.22

マルジェラ好きの今ドキ“銀座女子”(24歳)は「付き合うまで居酒屋デートNG」で…

本連載では、多種多様なカルチャーが息づく「東京」の中から、1つのエリアに焦点を当て、そこを拠点とする女性の生態を探る。

彼女たちはどんな日常を送り、どのような出会いを求めているのだろうか?

今回本誌がスポットライトを当てたのは、“銀座女子”のK.Sさん。

長野県に生まれ、高校時代に毎月クラリネットのレッスンのため通っていた「銀座」に憧れて上京。

美容系雑誌・書籍の編集部員として日々忙しく活躍する彼女だが、今、ある悩みを抱えているという…。

彼女の心の扉をしばし開放していただき、赤裸々に語ってもらった。


取材・文/和栗 恵


▶前回:CAが機内で「お医者様はいらっしゃいますか」のリアル版を何度も経験した結果…


銀座女子・K.Sさんのプロフィール


長野県長野市出身、24歳。日本大学芸術学部にてクラリネットを専攻し、卒業後は心機一転、出版業界へ。社会人歴2年ながら、日本橋エリアで家賃20万のマンションに住んでいる。

血液型はO型。MBTIは本人いわく「ジャイアン気質」の起業家(ESTP)。思い立ったら即行動!のパワフル女子で、趣味は「お酒」と豪語する。友人からの評価は「鋼のメンタル」。

まずは、彼女が「強く」なった理由から、お聞きしていこう。

●INDEX
1. 「ポジティブ・即行動・他人に頼らない」がポリシー

2. 「恋人になる男性は50歳でもいい」今ドキ女子の恋愛観

3. デートで居酒屋がNGという彼女の行きつけは「ホテル鮨」

「ポジティブ・即行動・他人に頼らない」がポリシー


―― ご友人からの評判が「鋼のメンタル」とのことですが…


メンタルはかなり強いですね(笑)。よほどのことでなければ動じませんから。でも、こうなったには、もちろん理由があります。

私は幼少期からクラリネットを習っているのですが、地元・長野で吹奏楽の強豪である中学校と高校に進学しました。

信じられない話かもしれませんが、朝は4時に起きて朝練をするために学校へ。授業が終わった後は夜まで練習し、家に帰ったらすぐに布団に倒れ込むような毎日だったんです。

部員の数も100人を超えるような状態で、演奏会に出る生徒を決めるのはオーディション制でした。

ありがたいことに1年生で選んでもらえたのですが、そのことを良く思わない先輩もいたようで、アレコレ陰口を言われて…。いちいち気にしていたら生活できないので、自身を強く保っていたら、自然と心が鍛えられていった、という感じです。

おかげで今では、何を言われても何も感じないくらい、メンタルが強くなりました(笑)。

―― 音楽は美しいものですが…その裏側はドロドロしているんですね


そうですね。でも、あの経験のおかげで「過去のことはどうでもいい、終わったことだから」と、とてもポジティブな思考を持つようになりました。

前向きに生きることは、自分自身のためになるということも、身をもって知ることができましたね。


―― MBTI(性格診断)が「起業家」とのことですが、この結果をどう思いますか?


とても当たっていると思います。

私はとにかく元気で、思い立ったら即行動!というタイプなんです。「旅行に行きたい」と思ったら翌週には飛行機に乗っている、なんてこともあります。

やってみたいと思ったことは、すべてチャレンジしたいんですよ。

―― ポジティブであること、即行動することは、ポリシーなんですね


あと1つ「他人に頼りすぎない」ということも自分の中で重要視する部分です。

とくに今、自身の部署が3人しかいないため、誰かに頼ることができません。仕事のボリュームがどんなに莫大でも、やるしかないんです。

そういうときに、誰かに頼ることを覚えてしまうと、私自身が成長できないので、頼るのではなくまず、自分から動くようにしています。


―― お仕事は、出版関係ですよね


はい。小さな出版社ですが、美容関係の書籍や雑誌を発行しています。私が所属しているのは美容師さん向けの月刊誌を作る編集部で、取材で日本や海外を飛び回っています。

覚えることがたくさんあって常に新鮮さを感じられるのはもちろんですが、大きな案件をまかせてもらえることもあり、毎日が充実しています。今はただただ、仕事が楽しくて仕方がありません!

―― クラリネットの道から大きく分かれた道に進まれていると思うのですが、理由はありますか?


大学に入ってまで続けたクラリネットですが、プロになって活躍できるほどの腕前ではなかったんです。

本当にクラリネットが好きだったからこそ、このまま音楽を続けてしまうと、音楽そのものを嫌いになってしまうような気がして…。

でも、これまで音楽一筋できていたので、音楽を取ったら私自身に何も残らないな、とそう感じることがありました。

ありがたいことに通っていた大学(日本大学芸術学部)は、音楽以外の勉強も可能だったので自分にできそうな学びを見つけ、出版方面にシフトしたんです。

ただ、出版業界に入って忙しく働いていた結果、「恋」を失ってしまい…。


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