おいしい“ワイン”と おいしい“ごはん” Vol.6

トレンド発信店に聞きました
今どき流行るワイン酒場とは

トレンドセッターたちの次なる展望とは?

安生浩 HIROSHI ANJO 有限会社リヨンブルーアンテルナショナル代表。『ポン・デュ・ガール』『ガール・ド・リヨン』『ポン・デュ・ガール エクスプレス』『銀座テルミニ』、4店の“ガブ飲みワイン酒場"を経営

ポン・デュ・ガール

Pont du Gard

ワインが居酒屋、焼鳥屋などさまざまなシーンで選ばれるようになり、幅広い年齢層に受け入れられるようになりました。今では多くの店がやっている「ボトルに値段を書く」、「コップでワイン」を始めたことで、お客さんの「ワインへの壁」を低くすることに貢献できたのではと思っています。

ワインはいよいよ定着し始めてはいるものの、若年層の飲食、とりわけアルコールにかける費用は少ないのも現状。低価格路線で量と支払をコントロールできる店や、訪れること自体にイベント性のある店が流行っていくと思います。

岩倉久恵 HISAE IWAKURA 目黒『キッチン・セロ』女将。『立飲酒場Buchi』『bongout noh』『煮炊屋 金菜』『HYBRID TRATTORIA CUJORL』など、ワインを軸にさまざまなジャンルの人気店を打ち立てる

キッチン セロ

Kitchen Cero

今は、「軽く一杯飲みたいから」、「しっかりと食事がしたいから」と目的に合わせて店が選ばれる時代。高級志向ではなくカジュアル路線、とりわけ店主の個性を活かした地域密着の日常店が増えています。また、そうした店の多くが自然派のワインを扱っていることも注目すべき点です。

震災後、とりわけ強く感じたのは、店にとって大切なのは人と人とのつながり。カジュアルな雰囲気の店でも、我々はプロ意識を持って、お客さんには心から寛いでいただいて、心と心が通う店を続けていけたらと思っています。

齊藤輝彦 TERUHIKO SAITO 『アヒルストア』店主。ワインショップ『トロワザムール』勤務を経て開業。「自然派ワインと自家製パンの店」という新機軸を打ち立てる。「小さい店」ブームの先駆的存在でも

アヒルストア

アヒルストア

飲食店における「カジュアル」の意味が多様化しています。フレンチにおけるビストロ、イタリアンにおけるバールのような料理ジャンルの枠内の「カジュアル」ではなく、現在の東京人の生活を見据えた上で、そこに必要な新しい形を作り出す店が少しずつ増えています。『アヒルストア』も3年前、まさにそんな想いで作った店です。

旨いものを気持ちのいいサービスで出すことは大前提。同時に旨い、サービスがいいだけでは客を呼べない時代に店は「何が提供できるのか」を常に考えていかなければなりません。


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