◆これまでのあらすじ
詩織(28歳)は、名字である『久津元』が相手に伝わりづらいため、レストラン予約などで偽名を使うことがあった。ある日、以前勤めていた大手広告代理店の近くのピザ店で働いていた青木と再会。2人は親しくなっていくのだが…。
▶前回:ミーティング中に、得意先の男が豹変。突然“心ここにあらず”になった意外すぎる理由
珍しい名前【後編】
「1年ぶりかぁ。店内の雰囲気もちょっと変わったね」
週末の夜。
詩織は、友人の莉緒とともに渋谷にあるピッツェリアを訪れていた。
転職前、職場が渋谷だったころに頻繁に通っていたレストランであり、久しぶりの訪問となる。
開店して間もない時刻を狙ったため、まだ客は少......
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