港区のデートにぴったりなフレンチ4選。大人同士の艶やかなディナーを盛り上げる!

東京のフレンチのレベルが高いことは海外でも浸透してきているほどだが、その中でも港区は激戦区。

共通するのは、高揚する空間でカウンターをもつこと。デートにふさわしいディナーが楽しめる、フレンチの人気店をご紹介!

1.名店跡地に静かに居を構える最新のフレンチは高揚が止まらない
『白寧』@西麻布


2023/10/1 OPEN

超予約困難店であった『CHIUnE』の跡地を譲り受け、内装も前店からほぼ変えず開業。無垢の一枚板のカウンターに、ロイヤル コペンハーゲンの器がおしぼり置きとして並ぶ


西麻布の裏路地から地下へと潜る動線の先で、洗練のカウンターが出迎える


シンプルながら曲線のデザインや光の入り方が艶やかな店内。そんな『白寧』のカウンターで腕を振るうのは、26歳の若きシェフ・林 大さんだ。

『フロリレージュ』や『マルゴット・エ・バッチャーレ』で研鑽を積んだ林さんは、そのセンスを買われて新店のシェフに抜擢された。

『白寧』という店名は、「純粋な気持ちで丁寧に料理を作る」という林さんの心意気の表れ。

料理を口にすれば、いかに彼が食材に真摯に向き合い、その魅力を理解しているかが分かるので店名が腑に落ちる。

今宵の期待値を高めゆく研ぎ澄まされたフレンチと、繊細な黄金色の泡

「蝦夷鹿肉のロースト」


例えば蝦夷鹿のひと皿。

フレンチでは鹿肉の出汁にこしょうと赤ワインを使ったソースが鉄板だが、彼が添えたのは鰹だしと梅干しのソース。蝦夷鹿に感じた綺麗な香りと血液の美味しさを活かしたかったからだ。

鹿の鉄分の旨みを引き立てるため、鰹の藁焼きのように燻している点も注目。そこに鰹だしが繋がり、実山椒が粋なアクセントになる。

その料理には紫蘇のニュアンスのあるブルゴーニュのピノ・ノワールがよく合い、梅干しを加えた理由もワインとの算段。

日頃から有名店を食べ歩くという彼のインプット・アウトプット力の高さに驚くばかりだ。

中華のエッセンスが見事に融合したひと皿に、食べなれた人ほど驚く


「金目鯛とマッシュルームにラルドを巻いた春巻き」。マッシュルームパウダーもかかり、まずはそのままで、ふた口目はオマールのソースをかけて。

ともにコース(27,500円)より。

洗練の隠れ家フレンチはデート利用に抜かりなし

レストランが入っているかも分からない外観。外からまったく様子が窺えないことが期待感を高める


洗練された料理とともに、大切な人を隣に感じながら語らえば、その夜は忘れられないものになるだろう。

■店舗概要
店名:白寧
住所:港区西麻布4-9-11
TEL:090-8946-3919
営業時間:[一部]17:00~
     [二部]20:15~
定休日:日曜、祝日、不定休
席数:カウンター8席

白寧(広尾) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

2.白金の住宅地にてふたりで味わう瀟洒なフレンチは官能が漂う
『CIRPAS』@白金台


2022/11/24 OPEN

8席のみのシックなカウンターフレンチ。店名は「circulation(新たな流れ)」を「passion(大いなる熱量)」をもって生み出す、というコンセプトを表した造語だ


シェフの吉田 能さんは、パリの『ドミニク・ブシェ』で修業後、『ピエール・ガニェール』を経て、銀座『ドミニク・ブシェ トーキョー』でエグゼクティブシェフとして活躍した経歴の持ち主。

また、料理系YouTuberとしてもブレイクを果たす、その類いまれな実力を発揮する場として、2022年にオープンしたのが、ここ『CIRPAS』だ。

グレーを基調としたシンプルな店内でいただくのは、前菜からデセールまで11皿ほどで構成される洗練のコース。

繊細な指先から生み出されるガストロノミック仕込みの料理は圧巻の美しさ。


表面をパリパリに焼き上げた金目鯛は、一度身から外して乾かした鱗を再び纏わせて焼いた手の込んだ一品。


昆布締めの牡丹エビに注ぐのはバターナッツのソース。キャビアの塩気がキリリとまとめる。

料理はいずれも、コース(27,500円)の一例。

店は人目のつかない裏通りに


正統派のフレンチに徹底した美意識を吹き込んだ皿の数々は、官能的な世界へとふたりを誘うことだろう。

■店舗概要
店名:CIRPAS
住所:港区白金台4-2-7 1F
TEL:03-5422-9797
営業時間:[一部]17:00~
     [二部]20:00~
定休日:不定休
席数:カウンター8席、個室1(4席)

CIRPAS(白金台) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

3.ゴールドがひと際目立つ空間で、ラフにフレンチを楽しむ東京らしさ
『SéRieUX』@六本木


2023/4/1 OPEN

店名は、フランス語で“本気”の意味。カウンターに立つ大塚シェフは、銀座『ティエリー マルクス』や広尾『ランベリー』で料理長を務めたベテランだ


「東京ミッドタウン」のすぐ近く、六本木のど真ん中に建つスタイリッシュな建物の1階にオープンしたモダンフレンチの新星が『SéRieUX』

ワインバーのような気軽さでグランメゾン仕込みの料理を楽しめるとあって、早くも人気を博している。

ひと際目を引くその外観と同様に、店内もシックな雰囲気。

フルオープンキッチンのカウンター席は臨場感もひとしお


扉を開ければ、高い天井にダイナミックなコの字型のカウンターが、一瞬にしてゲストを異次元の世界へと引き入れる。

腕を振るうのは、『ピエール・ガニェール』などの星付きのレストランで研鑽を積んできた大塚哲郎シェフ。

ここでは、日本の食材に目を向けつつ、東京発の新しいフランス料理を作っていきたいのだとか。


「三重 縞鯵 チョリソー パプリカ」。魚型のパートブリックに縞鯵のタルタルが載る。

「北海道発酵トマト」。塩をもみ込み、1週間かけて発酵させた“トマト水”を白イカとムール貝に注ぐ。料理はいずれも、コース(12,100円)の一例


ガストロノミックな料理をカウンターで味わうという“粋”を、大切な相手とともに満喫したい。

■店舗概要
店名:SéRieUX
住所:港区六本木7-4-4
TEL:03-6432-9951
営業時間:【水~金】17:30~(L.O.20:30)
     【土・日】ランチ 12:00~(L.O.13:00)
          ディナー 17:30~(L.O.19:30)
定休日:月曜、火曜
席数:カウンター20席、テーブル4席、個室1(2席)

SéRieUX(乃木坂) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

4.漆黒の扉の奥に広がる艶やかなカウンターに、港区の夜を感じる
『Métis六本木』@六本木


2023/2/1 OPEN

オープンキッチンのカウンターの中には炉窯があり、燃え盛る炎を前にしてライブ感もたっぷり。薪の爆ぜる音や肉の焼ける香りも美味しさを誘うBGMに


カウンターに腰をかけ、赤々と燃える薪の炎を間近に見ながら傾けるグラスには、ソムリエ選りすぐりの銘醸ワインが注がれる。

そんなラグジュアリーな夜を約束してくれるのが、ここ『Métis六本木』。トレンドである薪焼きとイノベーティブを融合させ、ミシュラン一ツ星を獲得したガストロノミーだ。

「和魂洋才」をテーマに、日本の旬の食材とフレンチの手法を巧みに織り交ぜた品々を繰り出すのは鈴木昌嗣シェフ。

2度の渡仏でクラシックなフレンチを身につけたとあって、安定感のある美味しさはさすが。


アミューズの「ホワイトアスパラガスのブラマンジェ ピゼッリ添え」。キャビアの熟れた塩気がアクセント。


シグネチャーの「クリミの薪焼きステーキ」。クリミとは牛のミスジに繋がる腕の部分。

料理はいずれも、コース(18,000円)の一例。

重厚感のある扉も興をそそる


薪で焼きあげる“正攻法”のステーキはもちろん、隠れ家的なシチュエーションもお忍びデートに最適だろう。

■店舗概要
店名:Métis六本木
住所:港区六本木5-18-22 FORCEビル 1F
TEL:03-5544-9778
営業時間:17:30~(L.O.20:30)
定休日:日曜、祝日
席数:カウンター8席

Métis六本木(六本木) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

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