2023.11.10
近年のはしご酒ブームも影響し、若者向けの洒落た“ネオ横丁”が東京都内に続々と誕生している。
そんな中、異彩を放っているのが、恵比寿ガーデンプレイスの一角にある「ブリックエンド」だ。
センスのいい大人たちがこぞって集まる、ハイエンドな横丁の魅力を探ってみた!
ワンランク上の大人な横丁体験が叶う
小さな飲み屋がひしめく横丁。その言葉を聞くだけで、ワクワクする酒好きは多いことだろう。
これまで“恵比寿で2軒目”といえば“エビ横”が一般的だったが、恵比寿ガーデンプレイスの南側、JR線に面した一角に広がる「ブリックエンド」がいま、抜群の個性とセンスを放っている。
洒落た大人が夜な夜な足を運ぶ理由は……強烈な個性を放つこの5軒にアリ!
大人を満足させる上質なクオリティーとコンセプトの異なる個性的な店が勢ぞろい。
ほかのエリアにはない唯一無二の魅力を放つ、この横丁の全貌を紹介しよう。
1.『青ちょうちん』で、星付き割烹の高級おでんを粋に嗜む
横丁の入口に灯るのは、赤提灯ならぬ『青ちょうちん』。
こちらは、白金にあるミシュラン獲得の高級割烹『あき山』の店主・秋山英登さんが手掛ける“日本酒バー”だ。
同店のために研究した出汁が名物で、“日本一予約が取れない”といわれる焼肉の名店『炭焼 金竜山』の牛タンを柔らかく炊いたおでんがスペシャリテ。
『あき山』で仕入れる高級鮮魚を使ったつまみが絶品。トロがたっぷり入った「鮪ユッケ」1,600円。
年代物のスピーカーから流れるレコードを聴きながら、極上のおでんで一献。
そんな大人の愉悦に浸る夜が、これからの季節恋しくなりそうだ。
利き酒師が厳選する日本酒は入手困難なレア酒もストック。
九谷焼の湯飲み茶碗も洒落ている。日本酒 800円~。
店主の秋山さんは、白金の店の営業後にこちらの店に立つことも。
アートや音楽など彼のこだわりが店内に注がれている。
■店舗概要
店名:青ちょうちん
住所:目黒区三田1-13-4
TEL:070-8524-8827
営業時間:[喫茶]8:00~16:00
[バー]18:00~25:00
定休日:不定休
席数:カウンター9席、テーブル2席
2.深夜まで音楽に浸るなら、『MUSICBAR berkana』がいい
ブリックエンド最古参の『MUSICBAR berkana』は、3千枚のレコードとずらりと並ぶリキュールボトルが圧巻。
音響オタクの店主がこだわるタンノイのスピーカーで聴くセンスのいい音楽セレクトが、アナログレコード好きを虜に。
バーテンダー兼セレクターが雰囲気に合わせて音楽をチョイス。
BGMはシティーポップやジャズ、ソウル、“ドラクエ”のオーケストラまでさまざま!
ウイスキーやクラフトビールなど何でもそろえるが、旬の果物を使ったカクテルが絶品。
深夜営業が少ないこの界隈で、夜中2時までの営業も重宝されている。
店長の蓮池正太郎さん。スタッフの和やかな接客にファンも多い。
■店舗概要
店名:MUSICBAR berkana
住所:目黒区三田1-13-4
TEL:03-6277-3786
営業時間:【月~金】17:00~26:00
【土】15:00~26:00
【日】15:00~24:00
定休日:不定休
席数:カウンター14席、テーブル8席
3.甘い夜を求めるふたりは、『Yellow Cakes』で酔いしれる
注目は、昨年横丁に仲間入りした『Yellow Cakes』。
日比谷のカフェ『THE BLUE』の姉妹店となる同店では、パティシエの作業を眺められるカウンターでワインやスパークリングを楽しめ、さらにはお酒を使った夜パフェまで用意!
映えるビジュアルや味わいも絶品。甘党ならずともパフェを求めて寄り道していく。
予約制で提供される夜パフェは、アルコール1杯分を使用した大人向けの味わいで〆にも人気。
季節限定の「モンブラン×シャンパン」1,900円。
ケーキやパフェは有名ホテル出身の若手パティシエが手掛ける。
代表の宮本奈生子さん。日比谷のカフェ『THE BLUE』の代表も兼任。
■店舗概要
店名:Yellow Cakes
住所:目黒区三田1-13-4
TEL:03-6450-3477
営業時間:12:00~(L.O.21:00)
定休日:不定休
席数:カウンター4席、テーブル4席、テラス2席
4.スナック『会心の一撃』は、自分だけの秘密基地になる
まだ帰りたくない夜は、スナック『会心の一撃』でママとカラオケで盛り上がるもよし。
地元に住むアッパー層の常連が多いが、明朗会計、一見大歓迎というオープンな雰囲気で客足が絶えない。
シャンパンメニューが充実していたり、「ブリックエンド」内のメニューを出前できたり、ワンランク上のスナック体験ができるのも魅力だ。
横丁内の飲食メニューを出前できるのも嬉しい。
写真は『1dL』の「自家製パテドカンパーニュ」(600円)と「タコのポテトサラダ」(550円)。
左からユウコさん、華月ママ、モエさん。
■店舗概要
店名:会心の一撃
住所:目黒区三田1-13-4
TEL:03-6277-2223
営業時間:[喫茶]11:30~17:00
[スナック]【月~土】19:00~(L.O.25:00)
【日】19:00~(L.O.23:00)
定休日:不定休
席数:カウンター7席、テーブル12席、テラス2席
5.大人の昼飲みも2次会も、『1dL』で満たされる
気軽にワインを飲むなら、線路を見下ろせる艶やかなワインバー『1dL』へ。
本格的な料理も評判で、夕方からしっかり食事を楽しむもよし。
「あか牛ロースト赤ワインソース」3,000円。
お通しは「生ハムとチーズのカヌレ」。
ワインはクラシックも自然派も両方そろえる用意周到さで、上質なワインをグラスであれこれ試飲できる。
ボトルリストはなく、併設のセラーで好みの1本を探せるのも楽しい。
シェフの森崎隆介さん(右)とサービスの川田沙織さん(左)。
■店舗概要
店名:1dL
住所:目黒区三田1-13-4
TEL:03-6409-6851
営業時間:15:00~24:00
定休日:不定休
席数:カウンター14席、テラス2席
◆
今日はどの店に行こうか?と、感度の高い大人たちが今夜も“ガプレ”の奥へと消えていく。
今月の『東京カレンダー』は、ときめきの「恵比寿」を大特集。東京随一のお洒落タウンで、真の大人が無条件にときめく店を徹底取材。
恵比寿を愛する皆さんはもちろん、「もう卒業」と思っていた手練れの大人方も、まだまだ知らない恵比寿が盛りだくさん。この街を使いこなせてこそ、東京はもっと楽しくなる!
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※東京カレンダーは毎月21日頃の発売です。今号は10/20(金)から。
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