「喉から手が出るほど、欲しい――」
高級ジュエリーに、有名ブランドのバッグ。
その輝きは、いつの時代も人を魅了する。
しかし誰もが欲しがるハイブランド品は、昨今かなりの品薄状態だ。
今日もショップの前には「欲しい」女性たちが列をなし、在庫状況に目を光らせている。
人呼んで「ハイブラパトローラー」。
これは、憧れの一級品に心を燃やす女性たちのドラマである。
▶前回:カルティエの婚約指輪にこだわる大手商社・29歳女。彼から「話がある」と呼び出され…
財閥系デベロッパー勤務・愛花(29)
ハズバンド アンド ワイフ【ハリー・ウィンストン HW マイクロパヴェ・リング】
『拓斗:今晩、19時過ぎに愛花の家に行っても良い?結婚の話もしたいし』
愛花は、仕事の合間のコーヒーブレイク中にスマホを見る。
同い年の恋人、拓斗からLINEが来ていたので返事をした。
『愛花:もちろんだよ。カレー作って待ってるね』
― 付き合って1年で婚約な......
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この記事へのコメント
もらう事しか考えてない愛花みたいな人は、もう少し大人にならないと結婚は難しいと思う。
のでもいいと言うリクエストならまだしも、妥協せずに欲しいのを買って欲しいって....随分なワガママだよね。そんな高い買い物する位なら車買おうとか言う拓斗も拓斗だけど。