青山を代表する中華が、劇場型カウンターへ進化!シェフ渾身の“できたて”ディナーを体験

青山を代表する中華といえば、シェフ・南 俊郎さんの『MIMOSA』

2022年秋にお店を改装し、テーブルからカウンターへと舞台を移した同店。

そこで体験できるのは、シェフが目の前で絶品中華を仕上げていくエンタメ性の高いディナーだ!

厨房でのめくるめく“中華ライブ”に、誰もが時間を忘れて引き込まれる

前はアートを掛けていたが、現在は何もなく真っ白。照明デザインもさりげない。営業中はバング&オルフセンのスピーカーから心地良い音楽が流れる


一度スケルトンにしてまで、カウンターにこだわった。「イメージはプライベートキッチンがある中国のマンションの一室」と南さん。

どの席からも調理工程が見えるように床を底上げ。シェフの手元がすぐ目の前になるように設計した。

スパイスの香りも、熱い油に食材が爆ぜる音も直に伝わってくる。焼豚のパオを入れた蒸し器からは本場を想起させる蒸気が上がる。

調理のバリエーションが多い中華は、見ていて飽きることがない。

オープンキッチンではあったものの、テーブルのみだった以前の店内。視線が厨房より下になるため調理は見えづらかった


以前はコンクリート打ちっぱなしの壁にグレーの天井だったが、床とテーブル以外はすべてを白に。

シンプルさが増して、料理の色彩をより鮮やかに感じられる。

月替わりのおまかせ一本で、渾身の“できたて”を提供!


以前は単品も用意していたが、新空間ではコース一本。

「アオリイカの椒麻ソース」「稚鮎の春巻き」など、日本食材が中華で輝く。


「アオリイカの椒麻ソース」は、一瞬お湯に潜らせたイカがもちもちした食感で、山椒やシソが香るソースによく絡む。


干し貝柱や花どんこの出汁が効いた「竜眼のスープ」。

葉にんにくのソースをのせた「太刀魚の唐揚げ」


すべてができたてで、太刀魚の唐揚げは箸を入れれば湯気が上がるほど。

その中に上質な魚の香りを感じるから、味覚も冴えてくる。


蜂蜜のソースにどっぷり漬けてから食べる「金華ハムの蜂蜜蒸し」。

「冷やし坦々麺」でサッパリ〆る!鶏ベースのスープに白ごまや酢を混ぜ、麺の上にヤーツァイ(四川の漬物)と甜麺醤と豆板醤で味付けした挽肉をオン。料理はすべてコース(24,200円)より


小旅行のようなコースは、ハレの日にも最適だ。

ワイン各種はグラスで気ままに!


ワインは赤白2種類とシャンパン1種類をグラスで常に用意。

フランス中心で写真のシャンパンはブラン・ド・ブラン。グラスワイン 1,700円~2,200円、グラスシャンパン 2,200円~。


「ポルシェセンター青山」脇の小径に立地。

看板の代わりに目印とするのは、ビルの外観に張られたお洒落な鉄格子だ。

■店舗概要
店名:MIMOSA
住所:港区南青山3-10-40 FIORA南青山 2F
TEL:03-6804-6885
営業時間:18:00~(L.O.20:00)
定休日:日曜、月曜
席数:カウンター8席

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今月の『東京カレンダー』は「密やかなる青山へ。」特集。上質で艶やかなデートでお株が上がる店だけを厳選してピックアップ。

昼のイメージが強いエリアの夜の美食体験は、ふたりの関係をより濃密にしてくれるはずだ。

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