2022年4月からパワハラ防止措置の義務化が大企業だけでなく、中小企業にも適用され1年が経った。
普段、職場上司の指示・指導方法に抱く不満。
それが果たしてハラスメントに当たるのかどうかの判断は難しい。
第8回は、LINEのやりとりにまつわるセクハラ案件を取り上げる。
あなたも同じ勘違いをしていませんか?
取材・文/風間文子
前回は:同僚の女性に、デスクに置いた“アレ”を「セクハラ」だと訴えられた理由
大手自動車メーカーに勤務する鈴木健太郎(32歳)の場合
大手自動車メーカーに勤務する鈴木健太郎(32歳)は、いささか緊張していた。
彼が近畿地方にある支社に営業部長として赴任することが決まったのは1ヶ月前だ。先任が家庭の事情で急遽退職することになり、白羽の矢が立ったわけだが…。
健太郎としては、たとえ支社であっても部長職として......
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