6f6a0cd9bf5dbd35953632c7276164
男と女の東京ミステリー Vol.10

念願の食事デートで彼女が中座。数分後に戻ってきた女の姿に、28歳男が言葉を失ったワケ

◆これまでのあらすじ
大手証券会社に勤める青山駿介(28歳)は、高校からの友人である岳(28歳)に連れられ、秋葉原のライブハウスを訪れる。そこで、地下アイドル『石ノ瀬理沙』の存在を知る。理沙はステージ上で、幼い頃に母親を亡くすなど、不幸な過去を背負ってきたことを語った。駿介は心動かされ応援を始めるのだが…。

▶前回:東大卒の証券マンがハマった恋の沼。“ある女”の凄まじい魅力に、真面目な人生は一変し…


努力の方向性【後編】


「今日のライブも最高だったよ。りさぷぅ、可愛かったなぁ」

駿介はビールをあおると、向かいに座る岳に向かって満足気に呟く。

「駿介、今日は大阪まで行ってきたんだっけ?」

石ノ瀬理沙のライブを観るために、駿介は大阪に足を運び、その帰りに岳を誘って東京駅近くの『肉ビストロ......


この記事へのコメント

Pencil solidコメントする
No Name
めでたい披露宴の席に包帯ぐるぐる巻きで来るとか縁起悪いし参列者はドン引きだと思う。大盛況とかフィクションが過ぎる。アホ臭いパフォーマンスも程々にしろよって感じだし。こんなくだらない女に余興を頼んだ駿介もアホ。先週のタイトルに真面目な人生が一変と有ったから大怪我させたのか...
2023/09/21 05:3561Comment Icon2
No Name
よし!!押せ、突き落としてしまえ!
2023/09/21 05:1248Comment Icon8
No Name
この女の子は仮に売れたとしてもお母さんの件とか、今回の余興の件とかがめくれてしまって、業界から姿を消すと思うから、突き落とす必要はないと思うけどなぁ。
2023/09/21 06:0127
もっと見る ( 26 件 )

男と女の東京ミステリー

人の心は単純ではない。

たとえ友情や恋愛感情によって結ばれている相手でも、時に意見は食い違い、衝突が起きる。

軋轢や確執のなかで、感情は歪められ、別の形を成していく――。

これは、複雑怪奇な人間心理が生み出した、ミステリアスな物語。

この連載の記事一覧